募集中の案件に1口投資すると、優待券 or Amazonギフト券を10000円分プレゼント!
と投資家に対して有利な優待を追加してきているROCKET FUNDですが、
この度、私自身の会員登録が完了し、案件の成立前書面についても自身が見られるようになりましたので、正式に案件紹介をしてみたいと思います。
と言っても、先日の記事である程度は紹介出来ているので、
再度のご紹介という感じの文章にはなります。
尚、巻頭に挙げた優待については1口ごとに適用されますので、えー、10口100万投資すればアマギフ10万円分なんて話にもなったりします。
もちろん、優待券とアマギフをO口とX口という風に分けたりも出来るということです。
こちらの内容に興味が出た方は先にリンクを置いておきますので、
詳しくはHPにてご確認されてみてください。
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さて、ここからは案件紹介及び事業者やスキームの再度の紹介記事を書いていきます。
まずはロケットファンドが該当するタイプである、
事業投資型のクラウドファンディングというのは何か。
というのを多少振り返ってみたいと思います。
詳しくは上記、先日の記事もご覧いただければと思いますが、
事業投資型のクラウドファンディングは、今までのソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングと類似している運用方法を採っており、
中身としては、「エクイティ」(自己資本)と「デット」(借入)の中間くらいでの出資という特徴があります。
実は事業投資型というのは広い括りでもあり、先日ご紹介したSOLMINA(ソルミナ)という事業者の太陽光設備に投資する案件も同様です。
こちらはオリジネーターという元々設備を保有していた企業や、ソルミナを運営しているソーシャルファイナンスなどの各企業から独立した形になっている合同会社が保有する設備への投資となっており、
この合同会社が太陽光設備しか保有しておらず、他の事業もないため、事実上、設備そのものへ投資しているのと同質として投資が出来るというものでした。
今回ご紹介するロケットファンドはまた少し違い、【営業者の一部事業への使用に限定する約束で資金を融資し、それにより営業者の他事業の成否から切り離した形でリターンの上下が決まる】という形での運用。
つまり当該事業に対して投資するので、事業投資型となるということですね。
簡単に言えば会社自体が(倒産してしまうと話は変わりますが)あまり業績が良くなかったとしても、当該事業部分の業績が良ければ投資家はリターンを多くもらえますし、
会社自体の業績が良好でも、当該事業部分が悪ければリターンは減る。
あるいは場合によってはマイナスとなる。
こういう形ですね。
これはソーシャルレンディングのリコースローンの案件が業績と関係なく返済義務があるのと比べるとリターンの正確性は落ちるということです。
対して、不動産クラウドファンディングが事業者の業績が良くても、その不動産が何らかの事由で価値が大幅下落すると、
売却時に元本棄損が生じる可能性があるのとはほぼ同一とも考えられます。
逆にリコースローンの案件はその義務の強さに起因して返済出来ずにデフォルトし、
会社自体が倒産するリスクが他の投資法に比べて最も高くなるのに対して、
不動産クラファンあるいは今回ご紹介している事業型投資は、
マイナスを投資家に転嫁する余地があるので、
倒産までは行かず一部マイナスで済みやすいという風にも考えられます。
不動産クラウドファンディングは不特法という法律に基づいた不動産の運用ですが、
事業型投資は会社への無条件貸付でもなく、不動産への投資でもなく、
あるいは株式を取得するなどして事業者そのものに資金拠出するわけでもない。
そのデットとエクイティの中間的な形で資金を拠出する形です。
これは「劣後負債」「劣後債」などと呼ぶ資金の拠出方法ですね。
あくまで債権でありながら純粋な債券とは違う括りで会計上認識され、
企業にメリットがあるため、広く利用されています。
劣後と聞くとマイナスなニュアンスになりやすいですが、
むしろ事業者の株式を取得するなどリターンが未知数な投資法よりはリターンの約束がされ、純然たる貸付よりリターンも高く望めるということで、
(不動産クラウドファンディングのように)
リスクとリターンのバランスが良い投資法とも考えられます。
ざっくり言うと、事業投資型のクラウドファンディング事業者は、
需要家=営業者の新規事業用の資金を投資家へ高いリターンの可能性をリスク転嫁する見合いとして提供し募集する事業と言えば良いのかなというところでしょうか。
上手くまとめられませんでしたが、事業投資型の中でもロケットファンドに関しては、
企業の応援等の「インパクト投資」的な側面と、上記のようなミドルリスク・ミドルリターンの追求という2面が特徴と言えるかなと思います。
(企業の株式そのものを取得することはリターンが未知数かつ青天井のため、ハイリスク・ハイリターンとなります。そこからすると、こういった投資はミドルと呼べる範疇ですね。)
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さて、案件について、そろそろご紹介します。
案件名:シェアサロン運営事業応援ファンド
募集金額:1000万円
目標利回り:5%(目標利回りのため売上目標額に会計期間の最後に達した場合)
最大運用期間:3年1ヶ月(期間固定のため、会計期間と呼ぶ)
募集開始:9/17 19時~10/8まで(先着式)
営業者:株式会社BeautySpaceGlobal
BeautySpaceGlobal社が運営している【オアシスリゾートスパ】というシェアサロンの新規店舗【恵比寿店】の立ち上げ用資金への出資を募集する案件です。
既に同社では【渋谷表参道本店】【麻布十番通り店】の2店舗を同サービスで稼働させており、この2店舗においては現在既に満室稼働がなされているとのことです。
美容家の多くは女性であり、センスやスキルの高さには定評があれど物件を購入、賃借して独立した店舗を開くのに非常に難がある状況です。
また、その職業性から設備投資に多額の資金が要る場合や音・臭いなどの問題で一般的な物件に入居が出来ないというケースも多いようです。
人によっては自宅や実家の改装をした上で出店する場合もありますが、
往々にしてそうした店舗の場合は利用者にとって快適空間が創出出来ていなかったり、
あるいは場所が辺鄙な場所になってしまったりなどと、
事業にマイナスの影響があることが多く見られます。
そのため、複数ジャンルの美容家に自身も美容家としての活動歴が長い代表が率いるBeautySpaceGlobal社が声をかけ、
各部屋に入居してもらう形=シェアリングを採ることで、
実力のある独立した美容家に本来の仕事以外の負担感を下げることが出来、
また複数ジャンルの美容家が同じ敷地に集うことで、(最近ショッピングモールなどでも見かけますが)医療におけるクリニックモールのような雰囲気で、
複数のサービスがシナジー的に利用されやすくなるメリットを作るという事業です。
BeautySpaceGlobal社の特徴としては代表である飯牟禮氏自身が美容家であり女性のため、独立した美容家、独立したい美容家の気持ちに寄り添えるなど、「ただ場所を貸す」「ただサービス機会を提供する」というだけではない事業を行っているのが大きいのかなと今回案件の紹介を読んでみて思いました。
実際、普通の男性が、美容家というある種の特殊な技能職でありながらジャンルによっては(例えばネイリストなど)芸術的な部分も多少関わってくる職業の独立した女性の需要を掴むというのは非常に難しいことであり、
同じ立場を経験しながら、事業も行っているというバランスの女性の方が代表を務める会社だからこそ、様々な個性、ジャンルの独立志向の美容家の方々をまとめて「シェア」という形で集められるという風に考えると、
事業として伸びる余地はきっとあるだろうなと個人的にも思いました。
いよいよアフターコロナも少しずつ本格化していく中で、
オシャレの需要もまた復活するでしょうし、そう考えるとタイミング的にも内容的にも、初回に相応しい案件なのかなーとは思いますね。
事業計画に基づくと、新店の目標売上は(当初の)償還時点で5916万円
それに対して、目標利回りに達するには償還時点で5158万円、
出資元本の回収に必要な金額は5000万円となっています。
償還時点で5158万円に達した場合は、目標利回りである5%強のリターンがあるのに対し、事業計画通りに推移出来た場合には5916万円にまで達するため、
【実際は早期償還がなされます】
そして、早期償還はするものの、リターンの数字は同一のため、
(厳密には販管費などが期間が短いことから更に下がるとも思われますが)
【早期償還した上に、年利換算の利回りはアップする】ということになります。
不動産クラウドファンディング事業者のCOZUCHIが早期償還した際に、キャピタルゲインを載せて年利換算の利回りがアップするのと似たようなイメージでしょうか。
逆に会計期間に達しても出資元本の回収に必要な金額である5000万に満たなかった場合には、元本の一部棄損となります。
ただし、会計期間は当初定まった期間を超えることがないため、延滞というのは起こらず、定まった期間時点で良くも悪くもリターンは確定することになるのは良い部分ではないかなと個人的には思います。
なかなか投資参加している人の年齢層がそう低くなく、男性中心であるだろう投資型クラウドファンディングにおいて、サロンを案件に掲げているので、
どうしても案件を身近に感じづらくその分、現状は苦戦しているというところですが、
私自身、妻がそういったサロンに通ったという話を聞いた時に、
「その人の家だったけど、道が狭くて運転が大変だった」とか「駐車が大変だった」なんてことも聞いた事があって、
【そっか、そんなところで事業やる感じになっちゃうのか。もうちょっと利用者が使いやすいところにお店を構えられたら良いのに、お金とか大変なのかなー】なんて思った記憶もあるんですよね。
そういうこともあって、私はこの案件を見た時に、直観的には【面白そう】とは思いました。家から車で多少走ったあたりに、クリニックモールもあって、とりあえず困った時なそこのモールまで行って相応しい医者にかかればいい。薬局もその中にあるしね。
みたいなのと似ていて利用者目線だと便利だろうなとかも思いましたしね。
なかなかリターンに不確実性があり、大成功時は早期償還+リターンそのまま=年利換算でリターン大幅アップ!だけど失敗時は元本が一部棄損しやすいという形もありで、
リターンの上振れはないものの、比較的棄損リスクは低いだろう案件が主流の今、
私たちクラウドファンディング投資家にあまり「刺さりやすいとは言えない」タイプの案件かもしれませんが、
上記で挙げた通り、代表が対象となる美容家さんたちと同じ立場で物を見られるという強みを生かして、先行2店舗を満室化出来ていることも考えると、
多額の資金で勝負!というような案件ではないものの、
少額で参加する分には面白い案件なのではないかなーと思いました。
今回は初回案件ということもあり、アマギフを選べば投資額の10%を事実上キャッシュバック的にギフト券で得ることも出来るため、
お試しで参加するのには向く案件ではないかなと思います。
現状、1000万の募集に対して、200万強とまだ枠に余裕があるため、
週末に新規登録しておけば月曜日に審査がなされ、
火曜か水曜には簡易書留郵便が来るのではないかなと思います。
まだ週末の内の登録であれば間に合いますので、
ご興味の出た方はまずHPをご確認いただき、
案件や事業者の特徴について見ていただけると良いかなと思います。
※こんな感じの郵便物で来ました。
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私自身はあまり応援投資という言い方での案件紹介は好まないというか、
すべての投資、出資は何がしかの応援的要素を含んでいるという考えもあって、
そこはフォーカスした読み方はしていませんが、
単純に初回案件としてリターンの確度は比較的高そうな案件を持ってきている上、
初回ということでかなり投資家にとってお得なキャンペーンを優待として持ってきていることも鑑みると、投資することにメリットは割と大きいのかなとは思いました。
1口10万というのがやや高額な印象で、
それも会員増加に少しマイナスの影響を及ぼしているような気もしますが、
資金をある程度お持ちの方はかなり投資家有利なキャンペーンが行われていますので、
前向きにご検討されても良いのかなと思います。
また、今後のロケットファンドの次回以降の案件がどんなものなのか。ロケットファンドの代表の方自体にも実力を感じる経歴がありますので、楽しみな印象を持ちます。
まずは初回案件が良い形でスタート出来ることを登録して会員になったこともあり、
願いたいという気持ちも込めて、自分なりに案件についてご紹介してみました。
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