投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

クリアル 上場についての雑感。

先日、東証マザーズへの上場を果たした、CREALから、

上場記念とも言うべき大型案件が登場しましたね!

 

こちらの案件についてご紹介する予定だったのですが、

雑談が意外と長くなってしまったので、別の記事として更新することにしました。

 

まずは少し前にリリースされた内容をご紹介します。

 

corp.creal.jp

 

CREALよりGW前に多くの案件について早期償還する旨のメールが来ていて、驚いた。

という投資家のツイートその他を私も目にしました。

私はここのところ、あまり投資が出来ていなかったこともあり、

早期償還される案件は1つだけだったのですが、

人によっては5つ以上償還されることになった等々、

「何でそんなに一気に???」と不思議に思っていました。

 

が、そっか、こういった事情だったんだなーと。

つまり、(不動産クラファンの)クリアルで集めた、

例えば5億×10件、15件を、セットにして外部に売却することで、

クラファンとしては安全に償還が出来る。

そして、クリアルは売却益を稼げる。

更にそして、クリアルという一定の信頼度のある会社がパッケージ化した不動産一式を、クリアルより大きな企業が買い上げて、

機関投資家や超富裕層の出資を募って運用し、

そのアセット・マネジメントとしてクリアルは引き続き関わる。

 

これってクリアルさん的には1粒で3度くらい美味しいってことですよね。

そして不特法(不動産クラウドファンディング)事業者の最も懸念される部分である、

出資金は会計上の負債になるので、積み上げすぎると公的な会社の評価が下がったり、

あるいは、借入が起こしづらくなったりする。

という部分も、こうすれば、一定金額まで来たところで外部に売却して精算するので、

基本的に問題になりづらい。

 

クリアルという会社に信頼感を感じてもらえないことには出来ない芸当ですが、

今回、こうして上場したことで、そういった会社への基礎的な信頼感が世間的に高まったので、この形が採れることになったということなんでしょうね。

 

ここだけの話、クリアルは不動産クラウドファンディング界の先駆者として先進的な取り組みをたくさんしてきて、そこへの信頼度は高かったものの、

先駆者であるが故に、少し結果的に綻んでしまいかけた案件もちらほら出てはきていたので、今回こうして上場する運びとなり、

外部にいわば少し危なっかしい状況になりかかっていた案件も拾ってもらえたのは、

私たちクラファン投資家にとっても良かったですし、

これはもう、やはり不特法にクラファンを使うというスキームの先駆者、業界のファーストペンギンとして走ってきたことが実った成果だったと思います。

 

そして今回、上記のリリースの話で、

一旦ある程度、事業者としての状況が良くも悪くもリセットされました。

良い面ではちょっと危なっかしかった案件もリセットされたということ、単純に言って上場されたこと、クリアル自体が結果的にスリムになった・・・とかでしょうか。

逆に悪い面としては、不動産クラウドファンディングだけに経営を頼るという形ではなくなったことにより、案件がまとまって早期償還されたため、

「こんなに早期償還されるなら、予定と違うから投資をやめようか」

と思う人が出てきたり、(これは会社にとっての悪材料)

この先は、不動産クラウドファンディングというスキームに対する熱量が変わる可能性もある、上場したことによって条件の良いものが減る可能性がある。

などが考えられるかもしれません。(こちらは投資家にとっての悪材料)

 

また、上場を含めて、経営環境が大きく変わった時には、様々なことが変化しますから、基本的には上場は良いことが9割以上だとは素人的にも思うものの、

10割かと言われれば分からないというか、変化があれば、悪い方に転ぶこともあるかもしれないというのはあるかもしれません。

 

そのあたりは注視していきたいところではありますよね。

 

いずれにしても、まずは不動産クラウドファンディングの愛好家、ファンとしては、

先頭を走ってきた事業者さんが上場となり嬉しく思いますし、

一投資家としても、1つ問題が生じていた案件の償還が決まったことは良かったなと。

またその他の投資案件についても、事業者の知名度、世間的な信頼感が高まることで良い結果が出やすくなるのかなとは思いますので、

今まで以上に安心感を持って見られるのかなと。

 

無論、償還が決定し、振り込みがされるまで本当の意味での安心ではないわけですが、

少なくともマイナスの道に進んではいない、プラスのベクトルで会社が動いているということは心強いなと思いました。

 

尚、上場記念的な案件については詳細をもう少し勉強してみたいというところと、

手元資金の計算、また場合によってはファンドの埋まり具合を見たりもして、

最終的に自分が投資するかはよく検討したいと思います。

 

少しずつ償還される案件が増えてきたので、

このあたりで再度投資開始をしても良いのかなーと思いつつ、

ちょっと思案している私でした。

 

以上、CREAL上場についての雑感ということで記事を書いてみました。

 

間に合えば、案件についての記事も掲載してみたいですが、微妙なところ。

もし更新があった際には遊びに来ていただければと思います。

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CREALにご興味の出た方は下記リンクよりHPをご覧ください。

CREAL

※尚、不動産クラウドファンディングについて紹介する際は、知名度が劣るため、
類似した投資であるソーシャルレンディングをタグに入れています。両者は似たスキームですが、別物であることはご留意ください。
逆にソーシャルレンディングについて紹介する際は、不動産クラウドファンディングのタグは入れておりません。
※当ブログでご紹介している投資商品は元本保証がなく元本の一部棄損、あるいは全額棄損の可能性がある商品です。投資の判断についてはご自身で事業者のHPをご覧になるなど、ご検討の上なさってください。