投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

事業投資型クラウドファンディング【ロケットファンド】についてご紹介します。

※追記:優待券 or Amazonギフト券の出資者特典が5000円から10000円に増額されています。より特典がお得になっていますので、ご興味のある方はHPをご確認ください。

ROCKET FUND

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今回は、ここのところ少しずつ新規参入が増えており、

第3,第4のクラウドファンディング投資法とも言うべき、【事業投資型】の新規クラウドファンディング事業者である、ROCKET FUNDについてご紹介します。

ROCKET FUND

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クラウドファンディングが主に「支援」「寄付」の方法として世の中に少しずつ広まって早15年くらい経つでしょうか?

その間、投資法としてはまだマイナーながら多くの投資額を集める投資法にまで成長したソーシャルレンディング、そしてソーシャルレンディングに類似した募集の形で不特法事業を行う、不動産クラウドファンディングも、既にかなり定着しつつありますし、

またFUNDINNOUnicornなどに代表される非上場企業の株を買うことでベンチャー企業の支援を行う「株式投資型」のクラウドファンディングも事業者がどんどん増えており、目覚ましい発展が業界の中でも遂げられているなーという印象ですよね。

 

今回は「寄付・購入」「貸付・不動産投資」「株式投資」のいずれでもない、

また新たな形でのクラウドファンディング投資法である【事業型投資】とその事業者であるROCKET FUNDについて、

自分自身も少し勉強をしながら、ご紹介してみたいと思います。

 

さて、私は今、HPを確認せずにここまで書き始めたのですが、

なんと、非常に分かりやすい画像が事業者さんのHPにちゃんとありました。

今回はそんなわけで(このブログとしては珍しく)

画像を使わせていただきますが、下記の感じです。

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自分でもびっくりするほど、文章で書いた通りのことが、

画像でちゃんと事業者さんからも説明されていました。

上の画像を見ていただければ分かるかと思いますが、

出資に対して配当があるという形においては、

事業投資型のクラウドファンディングは、今までのソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングと類似している運用方法という風に言えるかなと思います。

ちなみに株式型についても、このブログではあまり触れていませんので、今回触れてみますが、(少額ながら株式型も投資経験はあり投資済分はすべて現在運用中です。)

株式型は上場や大株主の買取=EXITがあるまではリターンがない、リターンまでの流れが見えないというデメリットがあり、

これが投資を躊躇させる部分でもあるんですよね。

(逆に、理念に共感する、大きなリターンがいつかどこかで来ればそれだけで楽しいなど、期待値的なことを考えない方には独特の楽しさがあるサービスだとも思います。私にもそういう気持ち自体はあります。資金の余裕がないのですが・・・笑)

企業が倒産すると0になるのは大体どのクラウドファンディング投資でも可能性としてあることなので、そこのリスクは折り込み済の方も多いでしょうけれど、

株式型の場合は【倒産はしていない。けれど会社が伸びてもいない。だから株の買い取り手がいない。】という状態のまま何年も投資したお金が塩漬け(という表現が適切かは微妙ですが)のままとなってしまうというのが、

実際のところ、それなりに悩ましい部分かなと思います。

これを打開するために、セカンダリーマーケットの創設などを株式投資型のクラウドファンディング事業者さんたちが検討してはいるものの、

まだもう少し時間がかかりそうですし、お堅い国である日本という国で、そういった個人間の取引、しかも非上場、未上場企業の株式が対象ということで、

ライトな投資家が気軽に参加出来る形になるまではお国側、投資家側、どちらにおいても課題が多そうだなという印象を持っています。

 

そこからすると事業型投資はあくまで株式などの権利ではなく、

「事業の成否」に対してリターンがあるため、貸付や不動産投資と同様に【リターン】という部分をある程度大事に考えた投資が出来るのがメリットですね。

 

先日ご紹介した、同じ事業型投資のクラウドファンディング事業者であるSOLMINA(ソルミナ)においてはGK-TKスキームを利用した【倒産隔離】をすることで、

投資した事柄以外での倒産リスクをなくすることが出来、

事業さえ成功すればリターンがもらえるという形に確度を上げていることが、

案件のメリットとしてありました。

 

今回ご紹介するロケットファンド(の現在募集中の案件)はそういった意味では【倒産隔離】があるというわけではないため、同じ事業投資型の事業者であるソルミナに比べるとリターンへの確度はやや低いですし、あるいは貸付という強い義務を伴うソーシャルレンディング、不動産という価値が100%棄損することが基本的にないものを扱う不動産クラウドファンディングほどのリターンの確実性もないため、

事業支援的な側面を持たせつつリターンも狙うという、ある種の「インパクト投資」的な雰囲気も合わせ持つのが特徴と言った感じです。

 

ただ、当然ながらそれだけでは【結局、投資家からお金を引っ張って、最悪棄損させちゃえば良い】みたいな話と誤認されてしまい、

なかなか投資家からお金を集めることは難しいのかなと思います。

実際、私自身も事業者さんの事業を知った当初、案件の形をさらっと読んだ際はそういった【理念重視】の事業かなとも最初思いました。

 

が、ちゃんと読んでみると、

そのあたりのリターンについては非常に良く考えられており、

【ROCKET FUNDが取り扱う事業投資型(ファンド型)ファンドは、「事業計画の達成度合いによって分配や償還額が変動する」 という特徴を持っています。そのため、元本を毀損する可能性がある反面、新規事業が大きく成長すれば高い分配金を出すことが可能になります。】

 

という形で【大成功時のリターンが目標として記載されている数字より大きい】

という部分が独自のリターン設計となっています。

 

また案件紹介については私自身が会員登録をして、書面などを確認した後、

まだ募集金額が残っていた場合には、別途行おうと思っていますが、

現在募集中の初回案件を参考までに先に掲載すると、こういった内容です。

 

案件名:シェアサロン運営事業応援ファンド

募集金額:1000万円

目標利回り:5%(目標利回りのため売上目標額に会計期間の最後に達した場合)

最大運用期間:3年1ヶ月(期間固定のため、会計期間と呼ぶ)

募集開始:9/17 19時~10/8まで(先着式)

営業者:株式会社BeautySpaceGlobal

 

会計期間は固定となるため、目標とする売上金額に会計期間の最後に達した場合の数字が目標利回りとなります。

逆にこの目標値に早期に達した場合は早期償還となり、

運用期間が短縮され、利回りが上がるということにもなります。

(仮に2/3くらいで目標に達すれば、利回りも1.5倍か、販管費等の経費が減るので、更に高いリターンになる可能性もあるかもしれません。あくまで可能性の話ですが)

 

あるいは早期償還をせずに更に高い利回りを配当してくれるタイプの案件なども、

この先は登場するのかもしれませんので、

そのあたりは少しずつ私も勉強して理解していければと思っています。

 

ところで、【出資出資って言うけど、株式でもなくて貸付でもない。不動産などの設備への投資でもない。基本的に会社そのものに投資してる?だとすると権利って何なんだろう。】

こういう風に思う方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。

 

これは一言で言うと「劣後債」という扱いになると考えれば良いのかなと思います。

(現在登録前ですので、HPを見ての印象です。正確には会員登録をして書面を見るなどして確認をする予定です。)

劣後債というのは、言葉の通り、普通の債権に対して劣後する債権。

ただし、債権(デット)であるので、株式(エクイティ)に対しては優先される権利。

ということですね。

 

つまり、事業者さんが金融機関やノンバンクなどから借入している負債よりは劣後しますが、事業者さん自身(役員、創業者等)の出資金や、株主になってくれたスポンサー企業の出資金よりは優先される権利ということになります。

 

ソーシャルレンディングであればデット部分に出資する形

不動産クラウドファンディングであれば事業者の所有する固有の不動産のエクイティ部分に出資する形(ただし匿名組合型の場合は事業者が不動産の所有者であるため、事業者に出資する形にも近い。<つまり事業投資型とも類似性がありますね。)

株式投資型クラウドファンディングであれば完全にエクイティ部分に出資する形

 

事業投資型かつ事業者そのものへの出資をするロケットファンドは、

ソーシャルレンディングと株式投資型クラファンの間、

不動産クラファンよりややエクイティ寄りの位置にいる。

と考えると良いのかなと思います。

 

デットからエクイティまで順番に並べると、こんな感じでしょうか。

 

ソシャレン(リコース)>ソシャレン(ノンリコース)>事業投資型(設備型)>不動産クラファン(匿名組合型)>事業投資型(劣後債型)>株式投資型>不動産クラファン(任意組合型)

※青字部分が今回ご紹介しているロケットファンドの該当部分

 

最も義務が強いのはリコースローンのソーシャルレンディングですね。

ですから、高い利回りの案件は義務が強いのに返す金額も多くなり義務が履行されえない確率が上がるという感じです。

今回の劣後債型の事業投資クラウドファンディングは、一般的な不動産クラウドファンディングよりは事業者そのものへ出資するので、エクイティ的性質が強いですが、

株式投資型と違って、あくまで株主として権利を取得するわけではなく、

債権的な性質で出資するのみのため、

デットとエクイティの中間くらいの権利ということになりますね。

尚、不等号で書いた通りですが、任意組合型の不動産クラウドファンディングにおいては、完全なエクイティで自分が不動産の所持をする=無限責任が適用される

ということなので、営業者のエクイティですらなく、本当の自分自身のエクイティとでも言うべき状況になるわけですが、

匿名組合型との違いがそこまで強く説明されていない会社さんが多いので、知らずに出資されている方もいるというのが危なっかしいところです。

 

ロケットファンドに関しては、上記で書いた通り、エクイティへの出資ではないため、

無限責任ではなく出資金の棄損までで済む有限責任であるということと、

株式投資型とは違い、債権的性質の投資なので、あくまでリターンがあることが前提なので、仮に市況の悪化などでマイナスのリターンが生じたとしても、倒産しなければ-100%の利回りということはありえないということになります。

 

倒産さえしなければリターンがマイナスに終わる可能性はあれど完全に棄損することはなく、成功した場合は早期償還+利回りアップ(不動産クラファンにおけるキャピタルの上乗せがあったような状態)となる、また期間は固定なのでズルズル延滞することはない。というメリットがあるため、

 

個人的には意外と面白味のある投資方法ではないかなと今回書いてみて思いました。

あくまで応援投資的な側面があり、株式投資型ほどではないにせよリターンの確度は不動産クラウドファンディングなどよりは下がるため、

純粋にお金儲けだけ考えたいという方には、少し敷居が高いかもしれませんが、

とはいえ、投資をすることでリターンを得るという行為を、【期待値】という形で見た場合には、リターンの上乗せの可能性があることも鑑みると、

実は上乗せがない不動産クラウドファンディングと期待値においては大差ないのでは?

という気もします。

あるいはソーシャルレンディングの高利回り案件に比べれば倒産に至る可能性が低く、

完全な棄損の確率は性質上低いと考えられるため、

そういう意味でも、期待値的には悪くないサービスかもしれません。

 

1口10万からということもあり、現状は募集金額を埋めるのにやや苦戦していますが、

【オアシスリゾートスパ恵比寿店(11月開店予定)に入居されるサロンでご利用いただける5,000円分の優待券を贈呈する予定です。投資家ご本人様および近親者の方々がサロンをご利用の際に、優待券をご提示いただけますと各サロンにてサービス利用料から還元させていただきます。  また、「おしいね」などを通じてお寄せいただいた投資家の皆様からの要望にお応えして、上記がご利用いただけない方は、Amazonギフト券5,000円分をお選びいただけます。】

 

ということで、さらっと言えば「投資するとアマギフ5000円分もらえる」という特典も今回に関してはありますし、

【投資するともらえるアマギフは1万円分に増額されました!】

手堅く決まった利回りを得るというよりは、もう少しリターンに変動があっても良い!という性格の方はサービスの利用、今回案件への投資をご検討されても良いのでは?と書いてみて思いました。

 

ローンチ直後の事業者の初回案件だけあって、

詳しくは書面等を読んでから自分としては考えたいところではあるものの、

案件ページに記載のある事柄を読む限りは、

ある程度、リターンの確度は良さそうにも感じます。

 

また、営業者であるシェアサロンの経営者の方の名前や会社名で調べましたが、

過去の活動に一貫性があり、悪い評判などはなく、

会社も社名変更は途中であるものの、所在地を何度も変えたりということがないため、

一貫性のある活動をされている印象を持てました。

既に事業として成果の出つつあるシェアサロンの新規店舗の立ち上げということで、

全くの新規事業ではないことも鑑みると、初回らしく事業投資型としては、リスクを抑えた案件をまず持ってきたのかなと思いました。

 

1口10万からでリターンの変動制があるなど、少額から手堅い投資を。

というものとは多少違いますが、同じインカム投資的な部分もありますので、

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどより、

もう少し、案件の裏側や理念も加味して投資したいという方や、

大きなリターンにも少し期待してみたいという方には、

オススメ出来る事業者、案件かなと思います。

私自身もこういった投資自体には興味がありますので、

今回、書いてみて、まずは会員登録をすることにしました。

また会員登録してもう少し詳細が掴めましたら、別記事を書いてみようと思います。

 

以上、ロケットファンドについて自分なりにご紹介しました。

 

↓追記:下記の記事を別記事として掲載致しました。↓

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ROCKET FUNDにご興味の出た方は下記リンクよりHPをご確認ください。

ROCKET FUND

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