既に一部で取り上げられている話題でもありますが、
不動産クラウドファンディングの新規サービス、
【LEVECHY(レベチー)】 がローンチされました!
既に第1号案件についても発表されており、
東京都豊島区、山手線の大塚駅から徒歩2分の一等地の3区分セット案件、
想定利回りが10%とのことです。
もうこの時点でかなり魅力しか感じない字面になっていますね。
ですので、案件紹介にサクッと行ってしまいたいところではありますが、
LEVECHYは他の事業者とはスキームが違うサービスであり、
そこを語らないことには本質的なサービスの良さが伝わらないので、
泣く泣く(?)まずはゆったりじっくりとスキーム説明から入ろうと思います(笑)
まあ、せっかちな方は私の文章は読み飛ばして、下記リンクからHPにアクセスし、
事業者さん側の説明や、案件ページをご覧いただければと思います。
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まず、普遍的な不動産クラウドファンディング事業者は、
不動産特定事業法(不特法)の1号や2号という免許で、
電子取引の許可を取得し、サービスを行っていますが、
LEVECHYを運営するジャパン・プロパティーズ株式会社は、
より取得が困難である、3号、4号の免許を取得した上で、
クラウドファンディングサービスを開始しました。
この1,2号と3,4号がどう違うのかという部分は割と難しい話になりますが、
一言で言うと【倒産隔離が出来ているか否か】というところです。
2号と4号は仲介的な役割を担う【媒介】という部分の免許なので一旦横に置いて、
1号と3号について考えますが、
1号事業者が不特法(不動産クラファン)で物件を運用しようと思った時に、
資金を集めて資金を受領するのは、その会社そのものです。
そして疑似的には投資家が所有しているかのような雰囲気はあるものの、
あくまで投資家は債券的性質として【配当を得られる権利】に出資するだけで、
その不動産の所有者は、事業者そのものとなります。
所有者であっても匿名組合分としている以上、各種の制約は大きく、
そう簡単に好き勝手に利用されてしまうということは考えづらいですが、
とはいえ、法的にはお金は投資家からもらっているけれど、
持ち物としては会社の持ち物のまま。ということになります。
しかも銀行からの借入とは違い、抵当権やら質権などが設定されているわけでもない。
利回りが高い代わりに、投資家の権利は不安定で、事業者の力が強い。
これが1号の形態と言えるかもしれません。
それに対して、こちらの3号事業の場合は、
【SPCを組成して不動産そのものを自社と切り離すため、不動産の所有者はSPCとなる】という違いがあります。
つまりサービス運営会社であるジャパン・プロパティーズ社が何らかの理由で倒産等した場合でも、不動産の所有者は運営会社とは別であるため、
投資家の権利がそれ自体では全く毀損しないということになります。
無論、とはいえプロの不動産会社が運営会社としてそのSPCや不動産を実質的に管理する以上、仮に倒産等した場合に不動産はちゃんと運用され続けるの?
という疑問は生じるかと思いますが、
これについては【仮に自社が倒産となった場合、破産管財人が管理能力のある不動産会社を選定し、引き継ぎを担ってくれるので基本的には問題ない】ということでした。
つまり、不動産の状況+その事業者の状況の2つのリスクを勘案して投資判断をしなければいけない、1号2号型の不特法に対して、
LEVECHYの商品に関しては、不動産の状況のみがリスクとなると言えます。
ですので、【基本的にはリスクが軽減された商品です】と言って良いと思います。
(というあたりもあり免許取得が非常に難しいようです)
ただ、このLEVECHYが攻めてるな!と思うのは、
【その分、商品としてはリスクを少し取れるのでむしろリターンを追求していく!】
という形のコンセプトで商品設計をしているところです。
そのあたりが【レベル違いのサービス】=【LEVECHY】ということですね。
こういったSPCを用いた3,4号型の不特法で知られているのは、
トーセイが行っているTREC FUNDINGであり、
TREC FUNDINGも実は近しいコンセプトでスタートしました。
ただ、TREC FUNDINGがローンチした当初はまだ今以上に不動産クラウドファンディングが黎明期であったため、
このコンセプトの良い部分がなかなか分かりづらく、
運用期間も不動産会社の目線で組まれておりクラファン的には長期案件だったため、
意外と人気が出なかったということがありました。
(当時は黎明期かつ市況が良く現在より全体的に利回りが高かったというのも一因ですね)
そういった意味ではLEVECHYは全く新しいサービスだ!ということではないのですが、
人的リソースも限られているだろう非上場系にも関わらず、
免許取得が困難な3,4号に挑戦し、大々的にサービス展開を始めた事業者は初ですし、
過去の流れなども踏まえて、当ブログを含めたアフィリエイトサイトとの連携、
不動産会社としては珍しい丁寧かつ少し遊び心のあるHPなど、
ポップで親しみやすく参加しやすい雰囲気でローンチされており、
当初から非常に高い熱量を感じるサービスとなっています。
そのあたりも含めると業界初!と言っても過言ではないようにも感じますね。
そういったサービスをローンチ出来るのは、
やはりマーケティングにも長けていることが伺えますし、
不特法3,4号の取得には金融商品取引業者(金商業者)の2種免許も必要であるため、
ファイナンス分野にも詳しい社員の方がいるだろうことも伝わってきます。
免許取得までは非常に時間と人的リソースもかかったことが想像され、
【本気のサービスになりそう!】という印象を個人的には受けました。
まだ初回案件がアナウンスされただけですので、
この先、どんなサービスに発展していくかは未知数な部分もありますが、
是非、期待感を持って私自身も登録、投資検討をしたいですし、
多くの読み手の皆さんにも登録可否は各々の判断もあるかと思うものの、
他の事業者とはサービスの内容がかなり違うため、
要注目していただければと思います。
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さて、案件紹介まですると1記事でやけに長くなってしまうので、
募集開始が6/6からですし、また次回の記事で案件紹介は別途行いますが、
概要だけはこちらにも記載しておきます。
案件名:LEVECHYファンド1号(豊島区大塚 3区分)
募集金額:6200万円
目標利回り:10%
運用期間:12ヶ月
募集開始:6/6 12時~6/19 一杯まで(抽選式)
住所
東京都豊島区南大塚3丁目
アクセス
JR山手線「大塚」駅徒歩2分
(近隣に都電荒川線 大塚駅前停留所もあり、実質2路線利用可の立地です)
山手線の内側の立地、山手線の駅まで徒歩2分、3区分セットと、
初回としては申し分のない案件になっている印象ですね!
価値についてはまた次回の記事でもう少し調べてみたいとは思いますが、
「仕入れに際して、前オーナーの早く売却したいというニーズに素早く応えたことで、市場相場より安く仕入れに成功しており、 SPCの購入価格を割安に設定しております。」という記載もありますし、
仕入れたばかりの物件ということではなく、以前からの保有物件とのことですので、
仕入れた時点での価値と現在の価値では恐らく単純に現在の方が高いということも想像出来ますし、現時点では良い印象を持ちました。
私自身も抽選式のため、そもそも投資出来るのか、出来ると信じるせよいくらで申し込みをするのかなど細かい部分は思案中ですが、
是非、投資申し込みはしたいなと思っています。
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取得難易度の高い不特法の3,4号の免許を取得し非上場系事業者としては初めてクラウドファンディング型でサービスローンチした、【LEVECHY(レベチー)】
是非、多くの方にそのサービスの他との違いについて知っていただければと思います。
今後も現時点でほぼ唯一の存在として、
投資申し込みをするかは都度、ファンドの内容にもよるところはありながら、
優先的にサービスをご紹介していきたいと思います。
次は案件にもう少しフォーカスした記事を掲載する予定ですので、
また記事更新の際はお読みいただければと思います。
以上、不動産クラウドファンディングの新規サービス、
【LEVECHY(レベチー)】 についてのご紹介記事でした。
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LEVECHY(レベチー)にご興味の出た方は下記リンクよりHPをご確認ください。