投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

SBISLのテクノシステム絡みの案件の償還が決まりましたね。

多くの人が高利回りとSBIグループの看板に釣られてしまった、

SBIソーシャルレンディングのテクノシステム案件。

 

何とか8/2付けで元本相当額が償還されることになりましたね。

良かったなーと思います。

 

他のブロガーさんは律儀な方が多いので、同意方法とかを画像付きで説明されたりしていますが、私は愛好家というスタンスをまだまだ続けたいですし、

いちいち画像を起こしたりするのがとても手間に感じてしまうので、

文字をとにかくバシバシ打つことで補おうと思っています。

 

まー、文字数が多いと読む気を失くす方も多いでしょうし、あまり意味があるとも思えないのですが、中学生の時に学校のPCのタイピングゲームで不滅の大記録を出してその後何年も破られなかったらしい(?)くらいタイピングだけは昔から速い自分なので、

とりあえず文字数だけは頑張っています(笑)

と言っても、プロフェッショナルな事務員の方からすればそんなに今となっては速くないんでしょうけどね。

 

・・・またしても、話がそれました(苦笑)

 

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えー、私は40万捕まりました。何とも言えない胡散臭さを感じてデベロッパーズ案件に手を出さなかったのはまだ良かったですね。

メガソーラーに手を出してしまったのは失敗でしたが。

ま、そのあたりをここで振り返っても仕方がないので、

今後ともなるべく知識をつけて詐欺的なものに引っかからないようにしたいですね。

たぶん高利回りが大好きな自分なのでそうは言ってもどこかで引っかかりそうですが。

そうならないことを祈るしかないです。

 

というわけで、今回は確定申告をどうするかについてだけ、ちらっと書いてみます。

 

SBISLさんから来た文章の一部を引用させてもらいますと、、


2.本件未償還元本相当額の償還に伴う投資家の皆様における税務処理
 本件事故に対する損失補填に伴い、投資家の皆様に対し、匿名組合出資の元本相当額から分配済の匿名組合利益相当額を差し引いた金額(以下「本件未償還元本相当額」といいます。)の償還が営業者より行われます。
 本件未償還元本相当額の償還及びこれに伴う匿名組合契約の終了により、匿名組合出資額と本件未償還元本相当額との差額相当が、投資家の皆様の匿名組合損失の金額(匿名組合出資に係る資産損失)として確定することとなります。
本件未償還元本相当額の償還額については、その他雑所得の計算上、総収入金額に算入する必要はありませんが、この匿名組合損失の金額は、上記1.(2)に記載の通り、その他雑所得の計算上必要経費に算入されます。
ただし、匿名組合損失の金額のうち必要経費に算入される金額は、この損失を含めないで計算した雑所得の金額(公的年金等に係る雑所得を含みます。)を限度とされます。
※雑所得の金額の中で控除しきれなかった金額については、その年における給与所得、不動産所得の金額等との損益通算や翌年以降への損失の繰り越しを行うことはできませんのでご留意ください。

 

ということです。

なんかややこしく感じますけど、ちゃんと読むと難しくないんですよね。

つまり、こういうことですね。

 

1:出資額から既に分配された金額を引いた金額が、【元本相当額として償還される】

 

2:元本相当額は元本扱いなので償還された際に【収入とする必要はない】

 

3:出資額(元本)から元本相当額を引いた部分は【損失となり、経費と出来る】

 

4:ただしルール上、経費は雑所得の収入を超えて計算することは出来ないし、

他の所得と損益通算や翌年度への経費(損失)の繰り越しは出来ない

 

以上です。

なので、昨年の確定申告をやり直す必要はないということになります。

逆に言えば、昨年の確定申告はそのままでOKなので、昨年に(本当は分配でもなんでもないことになってしまったのに)分配金として税金で引かれてしまった分は戻らない。

ということも言えますね。

ただし、SBISLが償還する金額は【元本から税引き後の分配金を引いた額】なので、

税金で引かれてしまった分はSBISLが戻してくれるとも言えます。

 

で、昨年の税金はそのまま納めることになってしまうけど、その代わりに今年は元本が割れた状態で帰ってきた(途中まで分配金で利益が出ていたけれども、お尻で損が出た案件と便宜上する感じ)から、最後に元本が割れた分は経費(損失)と出来るので、他で稼いだ雑所得からマイナス出来るよ。

でも、0円を下回ってマイナスは出来ないから、他の事業会社で雑所得を頑張ってたくさん得てマイナス出来る分を確保しようね!

 

と、まあ、こんな感じでしょうか(笑)

 

これは趣味である一口馬主だとこういう形が良くあるので、個人的には、私は理解しやすかったですね。

雑談になりますが、参考までに書くと、一口馬主の場合は、馬を機械のように見なしてファンド運用します。

(スキームはソーシャルレンディング等とよく似ています。同じ金商業者ですしね。)

具体的には2歳の4月から6歳の3月までの48ヶ月間で減価償却をする感じです。

なので、若い頃に多額を稼ぐと、減価償却が全然終わっていないので、物の価値が減っていないのにお金はたくさん稼ぐ優秀な機械だ!みたいな判定で、税金にたくさん持っていかれます。

(テクノファンドは詐欺だけど、分配金は払われていたように。)

で、6歳とか7歳とか簿価が0になるまで稼ぎつつ元気に走ってくれればいいのですが、途中でケガや病気で引退してしまうと、【簿価上はまだまだ元気でいないといけないのに、想定より早く壊れてしまった機械】というようなイメージで、元本が割れてファンドが終了となる。

途中では儲かっている判定で分配金が出て税金も取られていたのに、お尻で元本割れして結局損して終了という感じですね。

もっとも、長く元気に走っても馬の場合はカイバ代やら何やらで運用中も絶えず経費を取られているので、

一度も帳面上の利益を生まないまま終わることもたくさんありますが・・・

 

というわけで、テクノシステム案件も、途中までは儲かっていたけれども、

結果的に最後にしくって元本割れしてしまった投資商品という形になりますね。

実際は最初からしくっていたわけなんですけどもねー。

 

まあ、不動産クラウドファンディングでもこの形は大いにありえますよね。

インカムはちゃんと払われていたけれど、運用期間の長いファンドでどうしてもお尻の部分が上手く売却出来ずに元本割れして運用終了する。とか。

(普通はそういう場合は事業会社が責任を持って買い取るでしょうけど、そう出来ないような状況だと割れるかもしれませんね)

この先は同じ状況がどこかで誰かに起こるだろうなとは思ったりします。

 

さて、参考までに私自身の数字を使って計算してみます。

 

32号:出資額30万、分配額(税引き後)7982円、元本相当償還額292018円

33号:出資額10万、分配額(税引き後)2122円、元本相当償還額97878円

 

なので、この7982円と2122円を今年の雑所得から必要経費としてマイナスが出来る感じ。私に関しては1万くらいは問題なくマイナス出来ますね。

 

とはいえ、自分自身に関して言えば、住宅ローン控除の税額控除で、

雑所得の税金はほとんど払わなくて良いような形になっているので、

このマイナスの計算はそれほど意味がないかもしれないとも思ったりします。

まあ、課税所得が下がるから無意味かといったら意味はありますし、

今年は昨年よりかなり利益も増えそうな上、地味に「ピー」(あえて伏せますが)な利益もあるわけですから、マイナスを作っておくに越したことはないですが、

他の方ほどの大きな意味はないかもしれないなとは思いました。

逆に昨年の当該ファンドでの分配における税金が税額控除で全額戻ってきているので、

そういう意味では、昨年に税額控除してもらった分が、利回りと言えるかもしれませんね。まあ、なので一応プラスの利回りで終えたファンドという扱いは出来るなと。

利回りは何%なんだろう・・・暇な時にでも計算してみます。

1%くらいにはなったんだろうか・・・

まあ、でも、ともかく損しなくて良かったという話ではありますよね。

 

今回の案件に関しては、昨年の税金で持っていかれてしまった金額分も、

元本相当額としてSBISLから帰ってくるため、状況としては何もせずともチャラですし、

確定申告をして、今年のマイナスを経費算入すれば、微々たるプラスになる。

ということで、基本的に損する人は出てこないですが、

 

強いて言えば、「昨年は住宅ローンを組んでいなかった」

「今年から住宅ローンを組んだ」

という人の場合だと、昨年は普通に税金として持っていかれていて、

今年のマイナスを経費算入してプラスを作ろうとしても、

そもそも住宅ローン控除の税額控除でプラスが出ているから金額変化なし。

という形になって、マイナスにはならないですが、プラスにしようがない。

というのはありますね。かなり限定的な条件かもしれませんが。

 

私は先ほど書いた通り、昨年の分配における税金分は住宅ローン控除で

既に取り戻しているので、既にプラ確はしていて、

あとは今年の雑所得がいくらかによって、今年の確定申告で当該ファンドの分が更にプラスに出来るのか、それとも税額控除内だからプラスにならないのか。

という状況ですね。

 

まー、いくら収入がかなり増えたといっても、さすがに税額控除を超えるところまでは行かないとは思うわけですが、、、どうなんだろう。

まあ、それは12月のお楽しみということにしておきましょう。

 

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というわけで、詐欺的ファンドではありましたが、

親会社がSBIホールディングスであったことと、本当の詐欺的ファンドであったことが

結果的に結果オーライとなって、基本的には確定申告を行うことで、多くの人が、

微々たる金額とはいえ、経費算入した分、プラスの収支で終われる可能性が高そうだ。

という話について書いてみました。

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