投資をしているとよく聞く言葉。「ポートフォリオ」
ぶっちゃけ当方、特に深い定義は分からずに使っています。
(ここでレトロなブログだと語尾に(爆)と入ります。そういうノリの文章です。)
一応、今回雑談を書くに当たって調べたところ「書類入れ」みたいな意味らしいです。
大元は、イタリア語のPortafoglio(ポルタフォリオ)という単語らしく、このイタリア語のPortafoglioは、「札入れの財布」という意味だそうです。
まあ、とりあえずポートフォリオの分散と言った場合には、
よく聞く「卵を一つのかごに盛るな」的なことで、1つの書類入れにすべての大事な書類を入れてたらダメよね。1つの財布に全財産入れてたらダメよねって意味ということなんでしょうね。
というわけで、ポートフォリオの分散について今回はなんとなーく考えたいと思います。と言っても世の中の一般的な話ではなく、あくまでソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングというマイナーな分野をメインとして投資しているという私や私と似たような投資家さん、あるいはそういった投資をメイン、重要サブあたりに組み入れてみたいと思う方に向けて書いてみます。
それと前置きが長くなりますが、そもそも私自身が【結構、素人】という問題がありますので、記事の中身についてはあくまで雑談程度と考えてください。
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1つ前の記事ではインカム系の投資である、
「ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディングの違い」
について書いてみました。
※当該記事は下記です。よろしければ合わせてご覧ください。
その違いについては上記記事で書きましたので、あまりそこにフォーカスしない形で今回は記事を書いてみますが、「ポートフォリオの分散」をどうやってするか。
ということを主題として書いてみます。
まず、他ブロガーさんの記事に記載のあった単語を私も影響を受けて使ってみます。
【効率的フロンティア】
この単語の意味するところを私が説明するのはちょっと大変なので、
記事のURLを載せてお茶を濁します(笑)
最適なポートフォリオを見つける方法〜効率的フロンティア | IFA無料相談はRoute100
ざっくり書くと、いくつかの投資法を併用して行うことで、その負うリスクごとの最大リターンを結んだ線が効率的フロンティアとなるって感じです。
図を見ると分かりやすいですが、Aという高リスク高リターンの投資法の点と、Bという低リスク低リターンの投資法の点の2つがあったとして、
そのAとBの比率を少しずつ変えた際に、2つを結ぶ線は直線ではなく、分散効果のメリットが働くことで、一度「リターンが上がりつつリスクは下がる」という点が出る曲線状になるというのが面白いところです。
これが、まあ、(私自身はこのグラフ自体にはちゃんとピンと来ていないものの)
分散効果ということらしいです。
当然、実際の投資においては、AとBだけということもなく、たくさんの投資がありますし、このグラフを「日本株式の中のOOO個の銘柄」とか「米国株式の中のOOO個の銘柄」だけで作ることも、
2つを混ぜたものも、ありとあらゆる投資を混ぜることも出来ますし、
もっと言えば、どの期間でそれを区切るかによってもグラフの形は変わります。
多くのサイトで理想的なグラフとして出ているのは過去20年であるとか50年であるとかのデータに基づいたグラフであって、
今後の20年、50年が果たして本当にこういう綺麗な理想通りのグラフ(債券より株式の方が高リスク高リターンという原則とか、高リスクな投資=高リターンがなされるという前提)通りに行くかは実は未知数だったりします。
まあ、それも偉い人の分析した確率論により、概ね間違いないってことなんだとは思いますけどね。でも、未来は誰にも本当の意味では分かりません。地球が滅亡している可能性もあるでしょうし。
【先読みは不可能?】効率的フロンティアの過去検証【10年ごと】 | 和製ダリオを目指す!にこまるの投資ブログ
そのあたりは上記のブログの図が面白いです。
2000年から2009年までのグラフなんか是非見てほしいのですが、笑っちゃいますよね。
一番リターンが高いのは100%債券(BONDS)で、一番リターンが低くて何ならマイナスだったのが、100%株式(Equity)という、逆向きのグラフになっているという。
その他に1960年から1969年もリスクが上がっているのにずっと横ばいのリターンとか。
そういう意味で、理想と現実は10年程度だと違う。ということは言えるみたいです。20年を超えてくるとだいぶ安定してくるんでしょうけど、それだって最後の20年目で大きな下落があれば、株式の最終リターンはだいぶ小さいものになるでしょうしね。そうなるといわゆる理論上一番ありがちなグラフとは大きくずれてくるだろうと。
というわけで、理論上は様々な投資に分散をしつつ、より「良い投資法」を選ぶことによって、理想的な効率的フロンティアのグラフを作り、
尚且つ自分がリスクをどこまで許容できるかという気持ち次第で、その効率的フロンティアのグラフ上のどこのポイントを狙うかというのが決まってくるということです。
それをシンプルに図にしたのが、こういう感じ。
最適ポートフォリオって何ですか? | ロボアドバイザーならWealthNavi(ウェルスナビ)
こうなることが絶対であるようにロボアドの会社さんなんかは説明していますが、実際は「確率論からすると、こうなる可能性がある程度高い」というだけであって、
万が一切り取った(始めたタイミングと終わるタイミング)部分が悪ければ全然もっとひどい成績になることもあるということは、あまり説明されていないのがちょっとずるい感じもあったりしますね。
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さて、そんな風に難しく考えるとキリがないポートフォリオの分散ですが、
ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングだけでも効率的フロンティアのグラフが出来るくらい分散することは出来るのか??ということを考えてみると・・・【出来るとも言えるし、出来ないとも言える】
って感じが一番しっくり来るんでしょうかね。
どんな投資法であれ、複数のものに分散投資をすることで、グラフを書くことは出来ると言えば出来ると思うんですよね。
(あくまで素人がもっと頭の良い人なら出来るだろうと思っているだけです笑)
ただ、【投資法としての歴史が浅くて正確な平均的な期待値が読みづらい】ということと【事業者リスクをどう算出するかが難しい】という中で、
リターンの計算は利回りがカチッと決まっているので出来るものの、リスクの計算が測定不能ということがあるんじゃないかなと。
事業規模とかそういうものから疑似的に倒産確率を出したり、そういうことは出来るかもしれませんが、投資法としての歴史が浅いということは今後の盛り上がり次第で集められる資金や案件にも違いが出てくるので、そういう部分のアップサイドリスク、ダウンサイドリスクも何とも言えず測定不能でしょうし。
まあ、っと考えると投資でありながら、リスク値が測定不能という投資・・・
ということがもしかしたら言えるのかな・・・と。
私は全く素人なので分かりませんが、強いて言えばジャンク債とかを基準とした測定なんかは出来るのかもしれません。
まー、天才的な人がいたら答えてくれるんだろうなー、そういう格好良い人いないかなーなんてちょっと妄想しました(笑)
たぶんそういう頭脳の持ち主の方は、こういった地味な投資よりももっと大がかりなことに挑戦していそうなので、難しいでしょうが・・・
ま、事業者の分散という意味ではソーシャルレンディング事業者O社×各事業者の貸付先OO社と、不動産クラウドファンディング事業者OO社を足しても、精々100社程度でしょうから、内包している企業の中身のほとんどが上場企業等でもない以上、分散数としては不十分であり、ちゃんと分散をするのであれば、こういったインカム系投資以外にも参加していた方が無難というのはあるかもしれません。
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他方、事業者への投資という形で見た場合には分散数として不十分に思えるクラウドファンディング投資ではありますが、
不動産クラウドファンディングについて言えば、「案件の種類」を分散させることで、ポートフォリオの分散に一役買うことは出来るな。という風に最近思います。
以前であれば不動産クラウドファンディングに参加している企業が、CREALやFantas Fundingなど数社しかいなかったので、そういった事業会社さんの得意なアセットに投資するしか手段がなかったものの、
今では、新築・築浅の区分マンション、築古の区分マンション、一棟マンションの開発、築古の一棟アパート、一等地の商業ビル、一等地のオフィス、地方の一棟アパート、都内のホテル、地方のホテル、地方のホテル開発、物流施設、保育園、
更には海外不動産まで・・・
ありとあらゆるタイプのアセットが様々なクラウドファンディング事業者によって案件化されており、「事業者の分散」だけでなく「アセットの分散」まで不動産クラウドファンディングと不動産系のソーシャルレンディングで出来るようになっています。
そしてその流れは日々、年々加速しているとも。
こういう状況になると事業会社を分散させつつ、自身の志向するアセットを固めることや、事業会社の分散×アセットの分散でより分散度も高めることも出来ますし、好きなタイプのアセットを中心とする割合をクラウドファンディング投資全体でどのくらいにするのかなども選択の余地が出てきますよね。
これって素人的には「結構、いいじゃん」とか思うんですよね。
以前だとどちらも為されなかったことが、今はどちらも出来るわけですからね。
XもYも増えているので、掛け算すると無限大(は大げさとしても)に可能性は増えていきますからね。そして、更にこの先の未来はもっとそれが進められる可能性があると思うと面白いなと率直に言って思います。
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というわけで、何を持ってポートフォリオの分散と考えるかは意外と難しいところですし、前出の通り、まだまだ未成熟な投資法である分野のインカム系投資はリスク測定が不能と言えば不能なので、効率的フロンティアのような計算で導く期待値は恐らく現状では何とも言えません。
ただ、リターンが決まっている中で、債券よりも高い利回りを期待する余地のある投資というのは他にあまりない特長でもあり、この先の投資法の成熟次第ではリターンが可視化されている中で、様々なアセットに分散投資が出来、リスクも今までに照らすとこんなもん。だから、この分散の割合だと期待値は・・・みたいな計算が出来る可能性があるかもしれません。
一見、時間の魔法をかければ何とかなるように各種のグラフや世の中の風潮からは思えるインデックス投資や先進国株式の投資ですが、それとて絶対的なものではない。
であれば、(事業者リスクはあるものの)リターンがある程度決まっているクラウドファンディング投資をポートフォリオにいくらか混ぜるのはアリなんじゃないか。
そして、クラウドファンディング投資全体の中でも様々なアセットタイプや案件の形が増えているので、そういう考え方もこの先はよりアリになりそうでは?
そんなことを一クラウドファンディング投資愛好家は思ったという記事でした。
・・・と、まあ、書いてみて思いましたが、「実力不足」でしたね。
投資歴2年で書くネタではありませんでした。
でも、さらっとまとめるとすれば、「あらゆる投資法の未来の明暗は厳密には不明」
だから、「リターンが決まっている割に利回りを高く取れ、発展の余地のある投資法の未来に期待してみるのも楽しいかも」というところでしょうか。
私自身がそれを100%信じているとまでは言えませんが、
そういう期待感は持って日々案件を見ているとは言えると思います。
以上、自分なりにポートフォリオという単語を使って雑談をしてみました。
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いくつか宣伝として不動産クラウドファンディング会社のリンクを貼っておきます。
(あまり数ばかり増えても仕方がないので、今回も前回の記事と同じ業者さんにしておきました。)
高い利回りと早期償還に定評のあるCOZUCHI 手厚い保証に定評のある上場企業系の大家.com
中古物件の再生で安定性のあるASSECLI 独自スキームで利回りの高いTSON FUNDING
絶好調の上場企業が運営するRIMPLE 新興国の不動産で円建てかつ高利回りを狙うTECROWD
※尚、不動産クラウドファンディングについて紹介する際は、知名度が劣るため、
類似した投資であるソーシャルレンディングをタグに入れています。両者は似たスキームですが、別物であることはご留意ください。
逆にソーシャルレンディングについて紹介する際は、不動産クラウドファンディングのタグは入れておりません。