クリアルさんの保育園案件。
絶対になしという案件では、ないんだろうなと思うのですが、
今のところは、刈られないで行こうかなと思ったりしました。
ざっくりこの間書いたことを繰り返すと、
「物件の取得価格がとても高い」「ただし、当初の賃料もとても高い」
なので、「インカムが大きい」「ただし、物件の取得価格がとても高いので、
売却損にならないように売却する必要があるため、出口がすごく難しい」
そしてクリアルの特徴として「劣後が小さい」
それとこれは全否定するものでもないですが、「インカムは大きいがかなりの割合をクリアルが持っていく」
こんな感じです。
大まかに言えば、高い賃料を借り手が払ってくれるということは、借り手としてもぜひやりたいプロジェクトだったということ。
そしてインカムで大きくクリアルが持っていくということは、キャピタルをクリアルはものすごーく狙うとは思いづらいということ。
ということで、良い方に考えれば「何の努力もなく、普通より大きなインカムをもらえるファンドだ」
ということでしょうか。
がしかし、悪い方に考えれば「当初の賃料が高いということが物件としてのウリなので、早めに売却を狙うだろうので、
早期償還の可能性が高い」ということ。
もう一つは「売却まで時間がかかると、クリアルと投資家は目先の利益はもらえるが、益々出口が厳しくなる」
(売却先から見た利回りが下がる=同じ利回りをキープするには、
反対側の物件の売却価格を下げるしかない=元本棄損リスクが高まる)
って感じでしょうか。
なので、私の一応の結論としては、
「クリアルとしては早期売却を狙うだろうから、上手く行った場合、早期償還となり旨味が少ない気がする」
「がしかし、長く運用となった場合にはクリアルさんはかなりの配分のインカムを持っていっているので、
対処のしようがあるが、投資家は5%で結構なリスクを負うことになる」
というところからの、
「上の2本立ての微妙な部分があるのに、事前にデポジットにお金を用意する魅力まではあるだろうか」
という気持ちで、とりあえず見送りかなという結論になりました。
この先、これというファンドがなくて、募集開始ギリギリまで残っていたら、結果的に投資することはありえるかもですが、
恐らく、他の事業者でもいいファンドは出そうなので、
今回はご縁がなかった・・・となるかもなーと思いました。
これが6%の案件なら、行ってたかもしれません。
まー、5%しか投資家に渡せないということは、クリアルさんとしても、目先の収入が欲しいってことなんでしょうね。
ぶっちゃけ上野の失敗がかなり大きく響いてるだろうなという気はしています。
一応自分は見送りの方向性ですが、結果的にはちゃんと償還されるファンドかなとは思うので、
深追いしない範囲で出資するのもありかもしれません。
ただ、どちらかといえば貸付(ソーシャルレンディング)派の自分としては、
こういう感じでリスクを取るなら、無担保無保証でも、黒字企業にもう少し高い利回りで貸し付けた方がいいかな。
って気がします。
貸付(リコースローン)のいいところは、相手のすべての財産が返済の計算に入るところ。
全額棄損のリスクが0でないのは難しい部分ですが、案件次第では、不動産クラファンよりいいのでは?
と私はまだ、ソーシャルレンディングの可能性を信じていたりします。
この案件に行くなら、クラクレの東欧とかに入れた方がいいかもなーとかまるで違うタイプですが思ったりします。
これだけの金額が今日どれくらい埋まるのか。気にはしたいなと思うのでした。