今回は5/20に「森林再生」案件の募集開始が予定されている、
TSON FUNDINGについて紹介してみたいと思います。
TSON FUNDINGは株式会社TSONが運営している、
「不動産クラウドファンディング」サイトで、
現状のところ必ず利回り6.7%の条件で募集している、
利回りが高めである業者の一つです。
株式会社TSONは東証プロマーケットへ上場するなど会社としての安定性もあり、決算を見ても、売上、利益共に伸びているので、そのあたりの運営会社としての信頼感はある会社さんなのかなと個人的には思います。
案件は大まかに普通の新築賃貸である「SMART FUND」と新築戸建て賃貸である「森林再生」案件の2つからなっており、
SMART FUNDは、土地を借地にすることで、上物だけの募集価格で、物件で得られる収益を配分出来るため、無理なく利回りを高められる構造になっています。
(その分、万が一のリスクは毀損しない部分=土地がないので、高くはなっていますが、災害に備えた保険などを活用することでリスク軽減を図っています)
それほど長い運用期間の設定とはなっていませんが、こちらは一応賃貸物件を建てて、しばらくの間はインカムを得る構造となっているので、紹介としてはインカム系の案件と記載されています。
森林再生は、土地が所有権となっており、その分、募集金額が大きくなるため、物件で得られる収入では6.7%の利回りを配分するのはSMART案件よりも困難になることもあり、
早期にオーナーや、あるいは新築戸建てとして購入希望した人に売却した利益を配分するキャピタル系の案件と記載されています。
尚、森林再生という名前はキャッチコピー的なもので実際は普通の戸建てを新築して、
それの運用形態が賃貸をメインとしているというところですが、材料に国産材を使うなどで他国から輸入してくることによる環境負荷を減らすという考えや、国産材を活用した木造住宅が増えれば間接的に日本の緑も減っていないということにもなるので、
そういった意味で「森林再生」を謳っているということのようです。
森林再生とつくと、ある意味で身構えるかもしれませんが、
(土地の価値は大丈夫か、など)
実際は(主に中京方面)で良い立地に新築を建てる案件なので、
安定性は高いのかなと思います。
尚、TSONはサイトを見ていただければ分かる通り、中京方面の業者であるため、
首都圏の業者が多い不動産クラウドファンディングの中では地域分散に活用しやすい業者さんではないかとも思います。
日本全体で災害が増えている昨今、なるべく案件の地域分散が出来るには越したことがないため、まだ比較的数の少ない中京方面かつ、上場企業であるTSONは自分としてはある程度優先的に興味を持って案件を見ています。
利回り自体は6.7%と高いですが、5万からの出資であることや、完全な抽選であること、また、それなりに募集金額や募集頻度も多いこともあり、
毎回物凄い人気になるってことはないので、まだ狙い目かもしれません。
私自身は既に複数案件で結構な金額を投資してしまっているので、
現状は追加出来ても、もう10万くらいにはなると思いますが、
意外と物凄い人気にはなってないので、
もう少し増やそうか悩んでいるところもあります。
強いて言えば、SMART案件については上でも書いた通り、
上物だけのため、保険でリスクを軽減しているとはいえ毀損のリスクは土地付きに比べて高いこと、
森林案件は利回りの高さがキャピタルにある程度依存しているので、その利回りが達成されそうか考える必要があること、
また、中京方面は首都圏や関西に比べると少し土地の価値の下落が一部で見られているので、首都圏と同じ感覚よりは多少厳しめに案件ジャッジした方がいいこと。
このあたりが注意点でしょうか。
また、案件公開度に関してはやや他の会社さんの方が高いかなとも思うので、
利回りの高さと、地域・会社・案件への信頼をどう見るかというところだと思います。
ただし、現状はTSONの案件は(FUNDING前の一般的な書面での案件も含め)悪い結果に終わったことがなく、会社としての業績も安定的なことから、
私は信頼していいのかなとも思っています。
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今回の案件についてもさらっと紹介。
今回は「森林再生」の10号で、名古屋市港区に賃貸戸建てを3棟建てる案件です。
土地は2区域合わせて340平米くらい。
場所と大きさから換算した土地代からしても、今回の募集金額(5080万+劣後出資1割)は妥当で、背伸びをしている感じもないので良い案件ではないかと思います。
強いて言えば、駅から遠いのが場所としての難点でしょうか。
ただ、今回の物件近くは開発中とのことなので、買い手がつくかつかないか・・・
みたいなリスクは低いだろうとも思います。
最寄り駅が名古屋競馬場前となっているものの、そもそも遠いので、嫌忌施設の近くということでもないですし、そのあたりも気にするレベルではなさそうです。
劣後出資が1割あり、土地は所有権ということで、ある程度クッションもあり、
個人的にはこの利回りならアリだろうなと感じました。
(ただし、募集ペースがこの先、更に上がり、毎回劣後出資が1割だと、
ちょっとレバレッジ掛けすぎというか、大きくなるスピードが速いかなという印象にもなるので、今のペースなら安心感があるかなとも思います)
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ということで、個人的には事業者としても案件としても、
利回りの高さに比べると安心感はあると私は思っています。
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※尚、不動産クラウドファンディングについて紹介する際は、知名度が劣るため、
類似した投資であるソーシャルレンディングをタグに入れています。両者は似たスキームですが、別物であることはご留意ください。
逆にソーシャルレンディングについて紹介する際は、不動産クラウドファンディングのタグは入れておりません。