こんにちは。NNSです。
今日は投資とは関係ないものの、資産運用とか資産形成という意味においては少し関連があり、派生的に考えてみても良いのかなという話で書いてみたいと思います。
持ち家なのか賃貸なのか。ですね。
まず私の自己紹介をしてみます。
【30代後半、男性、妻と子ども2人の4人暮らし。首都圏のベッドタウン某県某市出身、そのまま現在も同市に在住。実家は戸建て。当時は両親、妹、祖母と5人暮らしで、3歳くらい?から母方の祖母も近所に在住していた。数年前に実家とは別のところに戸建てを購入。ほぼフルローンで住宅ローンを35年ローンにて借り入れ中。】
こんな感じです。
もう少し細かく書くと在住している市との縁は、
私から見た父方の大叔母がこの市に嫁いできたところから始まります。
容体が厳しいと聞いてからもう約半年強。どうしているのか分かりませんが、
(とか書いてたらタイムリーに何故か今日情報が入りました。
我が家と実家の間くらいの病院に入院しているそう。認知症もあるので重そう…)
80代半ば?後半?さすがにどうなっても不思議ない年齢だけに、、心配です。
という大叔母が嫁いだ頃・・・なので、一家と市との繋がりは60年近いでしょうか。
その大叔母の縁を辿って、うちの祖父と父が2人の名義で買った土地が、実家の土地。
そして私が生まれた直後に戸建てを建て替えたのが、今も現存する我が実家。
つまり、父親が社会人になってから祖父と2人で買った土地なので、
父親は賃貸育ちということか。で、私は戸建て育ちと。
ちなみに妻は地方出身で家も大きいバリバリの戸建て育ち。
戸建てって言う言葉で表していいのかという家ですが・・・
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そんな人間から見た持ち家・賃貸どっち的な話なので、
当然ですが持ち家が良いという結論にはなりがちですが、
一応、もう一回バイアスかかりつつも浅く(?)真面目に考えてみたいと思います。
まず、子どもがいなかったら賃貸で良いですよね。
相続させる相手がいない以上、資産性なんて関係ないですし、
(お独りの方は言うまでもないく好きな方で良いので言及を忘れましたが)
夫婦とも持ち家好きでない限りは賃貸で良さそうに感じます。
わざわざ大きなリスク資産を持つ必要もないですし、
何なら収益物件を持った方が(内容にもよりますが)良いかも。くらいです。
で、子どもがいる想定で考えてみますが、
賃貸の良いところはやっぱり可変性ですよね。
引っ越せば様々なところに住めますし、間取りも変えられる。
金額も高くなったり安くなったり自由自在です。
それに災害などが起こっても自分が何かを負担する可能性はかなり低い。
所有者ではない以上、自分で何かしないといけないということは少ないですよね。
そこらへんはやっぱり大きなメリットだろうなーと思います。
持ち家になると、ローンに追われるというのも当然ありますが、
固定資産税などの各種税金も高いですし、修繕も自分でしないといけない。
万が一のために保険にも入らないといけないですし、
資産の流動性が乏しくなるため、簡単に売買も出来なければ引っ越しも出来ない。
そうやって考えてみると、やはり持ち家を持つというのはリスクが高い行為。
なんだなーと改めて思いますね。
自宅も当然突き詰めればある種の収益物件?的な投資性はあるでしょう。
疑似的に同じような広さの家を借りた時と、年間のローンや各種税金などの支払額を見比べて、差額が恐らく普通であればあるでしょうから、
それが、自分が住んで入居率100%であることの利益的に考えられなくもない。
例えば5000万円の戸建てに住んでいる人において、
この戸建てを1ヶ月18万円で誰かに住まわせていると考えれば、表面利回りは4.3%。
月々の支払いは元利均等で変動金利なら18万まではかからないので、差額はプラス。
これが良いのか悪いのかは微妙ですが、住宅ローンが0.5%くらいであれば、
まあ、悪くはないのかもしれません。
とはいえ、これも逆の考え方もあって、
【今住んでいる家に満足しているのだったら、その差額が疑似的なプラスだが、
別に満足していないならプラスでもない】ということもあるかもしれません。
例えば、私は庭を有効活用出来ていない。でも庭の費用も払っている。
これが仮に賃貸だったら、この庭は恐らく存在していない。
だから、この庭の分、賃貸だったらもう少し安いところに住んでいるはずで、
つまり、庭の部分の疑似的な家賃は【浮いてない】みたいなことですね。
子どもが生まれてもいなくて、生まれるかも分からない夫婦だけなのに、
新婚すぐに4LDKを買った場合なんかだと顕著かもしれません。
必要ない部屋なのにお金を払っているということで、
疑似的な家賃が浮いていないという。
もちろん、これは心の問題もありますね。
夫婦であれど4LDKのようなそれなりに広い家に住みたいのが2人の願いであれば、
【疑似的な家賃は買うことで浮く】ので、これはこれでアリということになりますが。
更に言えば、無論、世の中のインフレ、物価の上昇もありますし、
早く買うことにメリットがある場合も多く、単純にデメリットとも言い切れないので、
このあたりは多面的な話になりそうですが。
ま、この話を突き詰めるといずれにしても、
【頭金を入れない方がレバレッジが効くから良い】
みたいな話にもなるんですけどね。
普通の人と逆の発想になりますよね。頭金入れないのは怖いというのの逆というか。
頭金は入れず、記録的な低金利である以上、ローンで全て賄い、
お金は適切な投資、適切な貯蓄(万が一の備え)等に使うということですね。
一応、私はそうしているのでそこに関しては正解かなと思って生きてはいます。
ま、もっとも資産性とか収益性的な観点で言えば、
新築戸建てを買っている時点で、私なんかは全然×な状況なんだろうと思いますが、
住まいくらいは新築に住みたいなと私も妻も思ったのでこれはしゃーない。
さて、で、持ち家が良いと思う部分を感情の部分メインで考えてみました。
【帰るところがある感】
何ていうんですかね。
同じ市に住んでいるので年間に5,6回は実家に行きますが、
やっぱりこう、帰ってきたという感じはします。
心の拠り所とでも言うんですかね。落ち着きますね。
物件としては特に落ち着く物件でもないし、
親との折り合いその他、色々あったので実家に帰ると心の底から安心感に包まれる。
みたいなのはないんですよね。
でも、【実家が存在している】という事実だけで、
故郷がある的な気持ちにはなるかもしれません。
行ったとか行かないとか見た目がどうとかではなく、
あるという事実が心の平穏をもたらす的なことですね。
周りの景色(って言ってもただのベッドタウンの光景ですが笑)とかもコミコミかな?
こういうのはある意味で可変性があまりなく、不変性があるから感じることかも。
親がそういったことに何ら興味がなく、世帯構成人数やその時々の気分で年老いてからも引っ越したりしていたら感じられないことですからね。
そういう良さは改めて感じます。
あとは、もう少し現実的な話で考えると、全体的に今だけで見れば、
賃貸より間取りやモノのグレードは同じ金額でも良く出来るというのはありますよね。
例えば我が家は4LDKに出来るけどしていない。みたいな間取りなのですが、
近くの新築3LDKのアパートより全然広いけど月々の支払いは安い。とか。
同じOLDKと言っても1部屋ごとの広さとかも当然違ってくるでしょうしね。
そういうところはやっぱり買えば贅沢出来るというのもあるのかもしれません。
前述したように、その贅沢(?)を必要と感じているかということで、
疑似的な差額家賃も変わってくるので、この贅沢が【贅沢出来て嬉しい】なのか、
【無駄に贅沢しちゃってるな…】なのかでも変わってきますけどもね。
あとは精神的な部分で言うと、【退路を断ったから頑張らざるを得ない】
みたいな気持ちに良くも悪くもなる。というのもあるか?
これは人によりますけどね。
私はどちらかと言えば【やらねば】になると【やる】けど、
【やらなくてもいい】なら【やらない】となりがち。
そういう人には負債があった方がある種、
精神的にもレバレッジが効いている感じがありますが、
逆にそれをプレッシャーに感じすぎてしまう人には向かないかも・・・
(ちなみにブログも広告を掲載することで【適度なOOねば】が生まれるので、
それが良いモチベーションになっているかもしれません。
ただの駄文ブログだったらもうやめていると思います)
最後に、ふと思ったこと程度。
【戸建てだと広い間取りが不要になった後も大きな家を維持しないといけない】
というのがデメリットとしてあるとよく言われるし、
実際、それってまあまあデメリットとしては大きいよなとも思うものの。
だけども、逆に賃貸だと、【お金が一番かかる時に、一番お金のかかる物件を、より高いお金で維持しないといけない】
というのが実はデメリットとしてあるのではないのかなと。
つまり、仮に月11~12万くらいの支払いで4500万円の4LDKの戸建てで4人暮らし。
みたいな一家だと、
広い間取りが不要になった後も大きな家を維持するために金額がかかる反面、
一番お金のかかる子どもが高校~大学くらいの時もこの金額で済むとも言えそう。
(もちろん、35年ローンかつ変動での計算なので、そのリスクは大いにありますが)
逆に賃貸の場合は間取りや住まいに可変性を持たせるというメリットがあるが、
一番お金のかかる時期と、広い間取りが要る時期が往々にして同じなので、
その5年~10年のお金のかかり方が非常に大きい。
仮にですが、同じ5000万、1億と生きていくのにお金がかかるとしても、
苦しい時期に徹底的に苦しくなるよりは、淡々とかかった方が良いでしょうし、
相続ということを抜きにすれば、生涯の最終局面で多くかかった方が、
繰り延べも出来ますし、世の中の物価上昇等の影響もあって、
実質的な負担感を減らせると言えるでしょう。
そういう意味で持ち家より賃貸の方がコスパが良いとか、資産形成がしやすいというのは恐らくあるんだろうなーとは思うものの、
子どもがいる家庭においては、早い段階で持ち家を構えておくことで、
【子どもにあまりお金がかからない時期から大きな買い物をしておくことで、物価上昇するより早い段階で家を構えておける。】
【長い期間淡々とお金がかかるので、子どもに最もお金がかかる頃に、間取りも最も広い家にする必要があり大きな家賃もかかって超苦しい。を緩和出来る】
【相続を考えなければ老後の最終局面でローンが残っていても、必要となるお金も以前より減るので対処方法はある?】
みたいな感じかなと思いました。
何だか世の中で言われていることと逆の話ですが、
【子どもに資産を相続させたいんだったら賃貸でお金をなるべく貯める】
【子どもに資産を相続させるとかをあまり考えないなら持ち家にして、ローンが残ったら家を処分することであてがう】
(出来れば資産性があった方が、子どもに資産も残せますし、【故郷】を残せるので、そう出来たら理想でしょうけど、そこを諦めればどうとでもなりますね)
みたいな感じがしました。
逆に賃貸でずっと行くのであればいつかはその土地や建物とはお別れが来るわけで、
子どもにそういった【故郷】的な土地、建物、風景を残すというのは難しい。
ということもあるのかもしれませんね。
それがどれほど大事なことかは何とも分かりませんし、
それこそ戸建て育ちでも色々な家庭環境の中で、実家を売り払う、生まれ育った土地を一家で離れるというのはよくあることなので、
ここはどのくらい大事なことかは本当に難しいですが。
というわけで、【あまりお金の計算が得意でない人は持ち家を買って淡々と約束通り払うことで子どもにお金のかかる時期を低い金額で乗り切って老後は成り行き任せ】
【お金の計算が得意な人はコスパの良い賃貸を賢く使って、資産形成、子どもにお金のかかる時期までに現金や株式系など流動性の高い資金を蓄えておく。上手く出来れば負債がないので、子どもへ資産を相続させることも可能そう】
こんな感じでしょうか。
やはりお金に疎い人は持ち家を早い段階で買って進むべき道、管理すべき事柄を確定させて、その負債をある種のモチベーションにして頑張っていくというのが、
安全パイな生き方なのかなーみたいな。
お金に疎いタイプで、
持ち家がない=お金が見かけ上結構ある=つい使う=老後で資金難
みたいな人生になってしまいそうな人はずっと賃貸で行くのも危なそうですよね。
というわけで、
時間不足なので思い付きのまま書いてそのまま更新という記事になりました。
本当はもっとちゃんと考察して話をまとめて、矛盾のある部分は削ったり、
意見をもう少し詰めたいところですが、時間切れ。
恐らく【ここは意味分からんな】みたいなところが色々ありそうですが、
一つの戯言記事としてお読みいただければと思います。
以上、持ち家なのか賃貸なのかを浅く考えてみた記事でした。
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