投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

わかちあいファンドさんについて考える。

こんにちは。NNSです。

 

今回はタイトルの通り、わかちあいファンドさんについて考えてみる。

ということで記事とすることにしました。

 

と、まず余談からとなってしまって、何とも「あれ」な感じですが、

ここのところ、不動産クラウドファンディング界もこの数年様々動いていったなーと、

何だか、たった1年2年前のことを遠い目で振り返ることが増えてきました。

 

CREALのように上場まで行ったサービス。

Rimpleのように定期的に案件を組成し、自分の立ち位置が定まったサービス。

COZUCHIのように激しい勢いで急成長中のサービス。

TSON FUNDINGのようにクラファン資金の機動性の高さを以前以上に評価し、

案件組成のスピードが上がったサービス、

あるいは主に非上場系でも、ASSECLITOMOTAQU(トモタク)のように少しずつ規模を拡大しつつ立ち位置が定まってきたサービスもあれば、

TECROWDのように資本が変わったことにより、

案件の方向も少しずつ変化途中のサービスもありますし、

少し大型案件がご無沙汰になっている非上場系のサービスも中にはあったり、

あるいは上場系でも明らかに名簿集め的なサービス、雰囲気が増えてきたり・・・

まあ、でも、総合的に見るとこの1年では、

そこまで意欲的な事業者は増えていないようにも思ったりはします。

不特法というスキームの限界というものをある種見てしまった(特に大手の)会社さんもいそうですし、やはり不動産クラウドファンディングはソーシャルレンディングにも似たファイナンス的なイメージで投資に入っていく方が多いので、

実物不動産の顧客にするためのブリッジ的な案件組成、サービス開始は意外と難しいという印象が大手さんなんかにはあるのかもなとも思ったりします。

 

なので、昨年のドカドカッとした盛り上がりは今年においては感じないというか、

COZUCHICREALの募集額だけは盛り上がってますが笑)

そのあたり、ほんの少し業界も成熟してきたのかもなーなんてことも思いました。

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さて、そんな不動産クラファン業界の中で、

ある種、異彩を放っている事業者が、わかちあいファンドを運営している、

株式会社日本プロパティシステムズではないでしょうか。

 

滋賀県にある会社であり、

案件も滋賀や京都などで関東圏ではないということも特徴的ですし、

非上場系事業者でありながらアフィリエイト広告を使わず、

(リスティング広告などは使われている時もあったように記憶していますが)

それなりに大きな資金をずっと集めているというところも個性的です。

案件としてはローリスクだけど名簿集め的な案件でもなく、

かと言ってゴリゴリのキャピタルメインでハイリスクハイリターンだぜ!

みたいな案件でもなく、バランスが良い。

 

派手さはないものの、手堅い運営と信頼感のおける案件の組成で、

少しずつ固定客を増やしてきたというイメージがあります。

1口10万からなので微妙に敷居が高いということも、

ある意味で落ち着いた運営になっているというのはあるのかもしれません。

 

私自身は時間が限られていることもありますし、広告を掲載しているブログである以上、広告のない事業者さんについては基本的に書いていないので、

あまりこちらのサービスについて紹介する機会はなかったのですが、

(広告を掲載しているのにそこを紹介しないで、違う事業者さんを紹介すること自体、

ある意味、提携してもらったことに反しているような気持ちが少しあります笑)

それでも【バームクーヘン美味しい】等々、たまーに記事にしている通り、

私自身も一投資家として派手さはないものの、

手堅い運営をされていて、良い印象を持っているというのが当サービスです。

 

ただ、繰り返しになりますが、時間が限られていることと、

折角、提携していただいた事業者さんも多い中ということで、

今回は特段積極的におススメとして記事を書こうというわけではありません。

 

では、何故書いてみることにしたかという話なのですが、

【わかちあいファンドさんの公式ツイッターで広告のあり方、集客のあり方についての投稿があったから】ということです。

もしかしたら、もう投稿をご覧になっている方もいたかもしれませんね。

 

私は投資家登録をして実際に投資をしている一投資家であり、そしてアフィリエイターでもありますから、立場的にアフィリエイト広告をもし導入されるということでしたら、当然、是非ご協力したいと思いますし、

(アフィリエイト広告が始まったから毎回慌てて新規登録する方も結構多いですし、それこそ【前からサービスあったのにあたかも今始まった的に紹介する】という方もいらっしゃいますよね。私も提携した後に登録するということは経験があるので、そのあたりを全て否定は出来ませんが、以前から投資している人の方が記事を書くにあたっては恐らく良い内容になるのかなとは思いますね)

そういった方向性も実際、アリではないかとも思うのですが、

そのあたりは当然、費用対効果の問題もあるでしょうし、

既存投資家さんと新規登録をされる投資家さんとのバランス感とも関係するので、

何とも言いづらいところはあります。

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まず、わかちあいファンドさんの大きな特徴としてあるのが、

 

1.先入金のデポジット制

 

2.出金手数料が有料

 

3.案件が比較的大きいことが多く、また長期運用のインカム系案件も多い

 

4.大口投資家、リピート投資家へ手厚いキャンペーンやサービスが多い

 

5.インカム系の案件の時の募集期間が長め

 

6.長期運用の物件であっても1年などの期間で区切って利回りや口数を見直したり、既存投資家には移管投資で無駄なロスの期間を作らないような努力もしている

 

こういったところ。

あとはもっと根源的な話で言えば、前述の通り、滋賀県の会社さんなので首都圏ではなく、関西圏・中部圏の案件が多いというのも特徴としてありますが、

そのあたりは一旦、今回は省略して、上記について考えてみたいと思います。

 

1.先入金のデポジット制

 

こちらを採用する場合、メインの顧客は大口投資家、富裕層になりやすいです。

何故ならば、大口の方、お金を多くお持ちの方は面倒さを嫌う傾向にあるからですね。

逆に私のようなボンビー(死語)はこの形だと、

預けている期間が勿体なく感じるので二の足を踏むことが多いです。

折角、投資したい案件があっても運用期間までが長い上に先入金だと、

それだけで、何だか勿体ない気がしてスルーしてしまったりしますね。

ただ、これはこれでデポジットとして事前に預けておけることを手間がなくて良いと評価する方もいるので、絶対的にダメということではないのかなと。

強いて言えば、デポジット機能はあるけど使わなくても可みたいなシステムだと、

どちらのタイプの方にも投資してもらえる可能性はあるのかもしれませんが・・・

それはそれで難しいでしょうから、まあ、ともかく・・・

ここは大口向けサービスになりやすい部分だろうなーと思います。

 

2.出金手数料がかかる

 

ここはサービス性の部分でどうしても劣ってしまっている部分なので、

改善していただけたら、本当は良いのかなーとかは思います。

先入金・デポジット・出金手数料有というサービスだと、

CREALTOMOTAQU(トモタク)が印象的でしょうか。

クリアルは大手事業者なので楽天銀行に出金することで少し減らせるものの、

お金がかかることを投資家が人気故に我慢しているという感じ。

逆にトモタクはまだそこまでの状況ではないので、抽選に落選した方などに条件をつけて無料で出金しているというのは良いなとは感じています。

ただトモタクはGMOなのに対して、わかちあいはPayPay銀なので、

また事業者さんの負担感も変わってくるでしょうから、難しいですね。

とはいえ、これもまた【手数料を気にしないのは大口投資家】あるいは【リピート投資家なら出金しないからあまり関係ない】

と、これまたある意味でそういった投資家が集まる土壌かもしれません。

 

3.案件が比較的大きいことが多く、また長期運用のインカム系案件も多い

 

これも似たような話で、長期運用のインカム系でガッチリ手堅く儲ける。

というのは、年配の方にファンが多い投資法ですし、また大口であればあるほど、定期的な配当が1口10万に近づき再投資をしやすいということにもなる。

ので、やはりこの点も大口、リピート向けかなーというところでしょうか。

 

 

4.大口投資家、リピート投資家へ手厚いキャンペーンやサービスが多い

 

50万以上投資家した方へ豪華な賞品をつけるなど、手厚いキャンペーンが多いのも、

わかちあいファンドさんの良い点、大きな特徴ですが、

これはこれで立派なことながら、逆に【どうせ50万も払えないから、キャンペーンにも届かないし、なんか投資するのは勿体ないから他行くか】みたいな気持ちにさせてしまいがちな部分でもあります。

これは良し悪しの難しいところで、ソーシャルレンディング事業者などでも30万以上を最低額としてキャンペーンを打っている会社がありますが、

どうしてもそれ未満しか投資出来ない一般的な資金感の投資家さん的には白ける部分がある。というのもあったりはするんですよね。

その点、似たような1口10万からで先入金、デポジットのトモタクさんなんかだと、

「10万から投資可」「20万だとちょっとだけギフト有」「30万以上だともっとギフト有」ということで、

【俺は予算10万だから参加するだけだけど、まあ、しゃーないか】

【俺は普段10万だけど、もうほんのちょっとだけ頑張ってギフト狙いで20万にするか】

【自分は、普段15万から20万だけど、どうせなら30万に頑張れば利回り換算でお得なんだし、ここは捻出しよう】

みたいなやる気スイッチを押させる仕掛けがあると感じるのです。

 

そういう意味で、50万からというのは大口の優遇措置として効果的ではあるものの、

それ未満しか投資出来ない私のような立場から見ると、

(意図の如何は問わず)かなりメッセージ性を感じるキャンペーンでもありますね。

 

5.インカム系の案件の時の募集期間が長め

 

この点は既存投資家にとっては投資しやすくなり好印象な部分でもあるのですが、

ただ、どうしても募集期間が長いと間延びした印象にはなりがちです。

【先入金で募集期間長いからもっと後で投資しよう。どうせ埋まらないし】と思っていても、他サービスさんから別の案件が出てそれが急ぎの対応の必要があるものだと、

【やっぱのんびり待っているのも資金的に勿体ないからこっちに変更するか】となりやすいですし、

一旦、ゲージがあまり伸びず間延びした印象が案件に生まれてしまうと、

【どうせ埋まらないんだから放っておいてもいいか】とか、【これだけ埋まらないならやっぱりあまり良い案件じゃないのかな…】みたいな気持ちも芽生えがち。

良い部分ではあるものの、サービスとしては苦戦しがちになってしまう部分なので、

ここは【早い段階で投資した方に特別キャンペーンを行う】とかのテコ入れをして、

先入金で早く投資申し込みすることのデメリットをキャンペーンで補うなどすると、

素早くゲージが動く人気業者であるというイメージ作りをしやすいのかなとは思ったりするんですよね。

ここは一番今までわかちあいさんに勿体なく感じていた部分かもしれません。

 

6.長期運用の物件であっても1年などの期間で区切って利回りや口数を見直したり、既存投資家には移管投資で無駄なロスの期間を作らないような努力もしている

 

このあたりはサービスのとても良い部分で、

私自身わかちあいさんが一番丁寧な対応をされていて好印象です。

あとは築古の物件を何年も移管し続けることのリスク管理というのは、

あると言えばあるのかもしれませんが、そのあたりは丁寧なサービスをされているので投資家に極端に不利なことはされないだろうと私は信頼してはいます。

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わかちあいファンドさんでは、新規の会員を積極的に増やしたい。

そういうイメージがあるようです。

 

新規を増やすためには、やはり端的に言って、

【お得なキャンペーン】【広告宣伝】の2つかなと思うのですが、

このキャンペーンにおいて、新規を増やしたいのであれば、やはり、

既存投資家の方から見ると少し不満に思うようなこともあえてしないといけない。

というのはあるのかなとも思うんですよね。

 

今までは既存投資家、大口投資家、リピーターに手厚かったので、

それはそれでそういった方からの【推し】でサービスが手堅く成り立っていた。

ただ、それだけでは広がりがないと思われるのであれば、

あえて、既存投資家の方の意見を聞かない。ほんの少し軽視する。

くらいの冒険もしないといけないのかもなとも思います。

 

それこそ初回投資家には高いギフト券を付けるとか、

少し条件の有利な案件を初回投資家限定にするとか・・・

 

私は既存投資家ですので、そういったことをしてほしいと思っているわけではないです。

ただ、既存投資家の言うことを聞いていては、既存投資家向けのサービスにしかならないというのは、あるのかな。と。

 

私は広告を掲載していますので、もし何らかの提携をさせていただけるのであれば、

そういった動きをしていただくことが、今度はブロガーとしてメリットとなるので、

もちろん、私の意見も大いにバイアスはあるのですが、単純な話としては、新規を増やしたいのであれば新規向けの施策というのは、やっぱり必要でしょうし、

今の特徴がどうしても、先入金のデポジット制かつ出金手数料有であったり、

50万以上の投資家への優遇であったり、

築古ながら安定的な物件の1年更新のインカム系案件であったりと、

ある程度年齢が高く資金を持っていそうな方に、向いている案件、仕組みが多かった。

というのはあるのかなと。

 

新規の方にワクワク感であったり、面白いなと思ってもらえる案件やキャンペーンと、

同時進行で広告のあり方も模索されると、

きっと、まだまだ跳ねる余地はあるのかなーなんて思う私でした。

 

そして新規登録者を増やしたいのであれば、

増えることによってメリットを享受出来る人が増えれば、より増えやすい。

それはつまりキャンペーンとしては【新規登録者向けの特別キャンペーン】ですし、

集客面では【登録者が生まれるとメリットのあるアフィリエイターとのタイアップ】

(タイアップを経由すると登録者の方にもメリットがあると更に良好?かもしれませんが、そこを強調するのはさすがに自分自身でもちょっと阿漕に感じてしまいますね…笑)

かもしれません。

あとはポイ活のサイトとのタイアップなんかも割と多いイメージがありますが、

これは【投資リテラシーの低い、本質的に投資や不動産クラファンに興味のない一見さんに広告経費を使う】という結果にもなりやすいので諸刃の剣なのかなーと。

正直、自分と立場が違うからというのもありますが、

あまり、これって効果ないような気がいつもしているんですよね。

直近のファンドの資金だけを集めたいってことであれば良いんでしょうけど・・・

 

私自身もそうですし、他のブロガーさんなんかも言われているようですけど、

【クラファン専門で書いている人を経由して登録した人は、熱量が違うから投資額の平均も多い】なんてことも言われますし、

そのあたりは意外と功罪の罪の方を中心的に語られがちなこういったブログですが、

バ〇となんちゃらは使いようみたいな話で、

実は一応、功罪の功もあるんだよみたいなことはさりげなく言いたいところです(笑)

 

私に関しては書くからには良いと思ったものを真面目に無駄に(?)時間をかけて、

記事化していくというのを、ある意味趣味的な活動としてやっていますので、

機会があれば、正式な形でご紹介してみたいとは思いますし、

 

私個人で言えば、わかちあい投資家歴も既に2年近く経っていますので、

良い部分と悪い…ということではないですが、

他のサービスの方が良い部分というのも自分なりにこういう感じかな?

というのも頭にはあるので、書きやすいなとも思います。

 

これからも滋賀県唯一、関西圏・中部圏随一の不動産クラファン事業者として、

わかちあいファンドさんには元気にサービスを向上させていっていただけたら良いなー。

と思いますし、

一投資家としてもそれを楽しみにはしたいところですね。

 

また、もし何らか交わる機会をいただけるのであれば、それも前向きに考えたいなと。

 

ということで、今回の記事はいわゆる広告でもなければ、オススメという書き方でもありませんでしたが、それなりに【こいつはわかちあい好きなんだな】

というのは伝わったのではないでしょうか?

いや、どうなんだろう…伝わっていたら良いなとは思います。

 

いずれにしても、わかちあいファンドさんはこれからもサービスをどんどん盛り上げていこうという方針で間違いないようですので、

不動産クラウドファンディング投資家、愛好家の皆さんもご注目されてみてください。

 

以上、わかちあいファンドさんのツイッターでの投稿を読んで、

何となく書きたくなったので書いた。という記事でした。

 

今回は広告もありませんので、何のリンクもなしでお届けします。

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※尚、不動産クラウドファンディングについて紹介する際は、知名度が劣るため、
類似した投資であるソーシャルレンディングをタグに入れています。両者は似たスキームですが、別物であることはご留意ください。
逆にソーシャルレンディングについて紹介する際は、不動産クラウドファンディングのタグは入れておりません。

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