投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

あえて書いてしまうこと。その2。

こんばんは。NNSです。

 

前回の記事では横道にそれたまま、それだけの記事になってしまいました。

何故だかめちゃくちゃアクセスをいただいたのに、

非常に浅い記事でちょっと恐縮しました。

(広告について書いたからアクセスが多かったんでしょうか?

正直、当たり障りのない記事でしたよね…笑)

 

というわけで、今回も同じように浅い記事にはなりそうですが、

 

【あえて書いてしまうこと】

 

と、とりあえず題してみましたが、一言で言うと、

 

【株価の下落相場だからクラファン投資が有効!】というのは違うかもしれない。

という考えの表明です。

 

の本題について書いてみたいと思います。

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さて、それにしても・・・という話ではありますが、

ここのところ、米国の株価にせよ、暗号資産にせよガッツリ下がっていますね。

 

ダウ平均株価もとうとう3万を割れまして、もう少し下がると、

【コロナ前】の水準に逆戻りという感じです。

コロナ禍に伴ってお金をジャブジャブした分が全戻し。

みたいなイメージなんでしょうか。

 

私が積み立て投資を始めたのは2019年からなので、

コロナによるサーキットブレーカーとか、乱高下とかを日常的に見ながら勉強をしてきましたので、何というか「普通が何か分からないまま生きている」

みたいな感じがあります。

 

また、暗号資産もすごい勢いで下がりましたね。

1イーサで50万くらいの価値だったのが遠い昔のようです。

20万を余裕で切って、15万も切った?くらいですからね。

その状況だけ見れば、私なんぞかなりの高値掴みでしょうね。

 

もっとも含み損にせよ含み益にせよ、確定させない限りは数字上のことなので、

ただただ、そのまま置いておけば良いだけではあるのですが。

 

さて、そんな状況の中で【値動きがなく安定的な投資法】ということで、

クラウドファンディング投資を積極的に見るようになりつつある方も、

もしかしたら結構いるのかもしれません。

 

が、年月は短いとはいえ、それなりに濃厚にクラファン投資に関わってきた者として、

【それはそれで危険な気がする】というのを感じるんですよね。というのが本題。

 

あくまで理屈に基づいた話ではなく、フィーリングの話になりますので、

暇つぶし程度に読んではいただきたいですが、色々書いてみたいと思います。

 

まず、ソーシャルレンディングについてはサラッと書いてみます。

 

1.日本は諸外国に比べて金利が低いまま、金融緩和の姿勢を崩していない。

 

2.なので、低金利で借り入れが出来る。(景気が悪い)

 

3.そんな中で高金利で借りる企業は信頼性が低い。

 

4.景気が良化しているタイミングであれば低金利と景気良化のギャップで、

そういったこともありえるかもしれないが、現状は円安、インフレ、景気悪・・・とあまり良い材料がなく、こんな中で高金利で借りる企業はいかにも危うい。

(不動産絡みはまた別の観点もあると思うので、特にそれ以外の事業において)

 

5.と考えると、あまり積極的にソーシャルレンディングに投資するタイミングとは考えづらく、投資判断は難しい。

 

こんな感じかなと思います。

米国を筆頭に金利を上げた国家が多い。

何なら日本を下回るマイナス金利のスイスですら利上げをしたという中で、

日本は金融緩和の姿勢を崩していない。

それが良いのか悪いのかは私としては何とも言いづらいですが、

まあ、消極的には【仕方がない】気もします。

 

コストプッシュ型のインフレである以上、特に景気が良くなったわけでもない中で、

ここで利上げをしたら、経済活動はまた一段と冷え込むでしょうし、

食品などのインフレ以上に、また悪いデフレが帰ってきそうな気がしますしね。

 

強いて言えば、インバウンドなどを通じて【お金を使って楽しいことをして良いんだよ。という雰囲気作り】をして少しでも消費を活性化させるのが先でしょうか。

インバウンドに頼るという意味ではなく、私も含めた多くの日本人って外国人、外圧に弱いというか、外野の人が有無を言わさずやることに追随する傾向があるので、

外国人がたくさん遊びに来れば、便乗して日本人も出かけるのかなーみたいな。

今だと、私も会社で【ディズニーに行ったと言いづらい】みたいな遠慮がありますね。

「あいつ、こんなご時世なのにそんなところ行って…ったく…」みたいな。

恐らく他にもそういう方はいるでしょう。

こういった【消費が悪という雰囲気】をなるべく取っ払うのが良いのかなと。

 

そういう意味では消費税の減税とか、ガソリンの価格をどうにかするとか、

消費を喚起することをしてほしいですが・・・

まあ、そのあたりは私の主観の話なので、このくらいにします。

私においては、強いて言えば、

【国産を買うように以前より心がけている】くらいですかね。

日本人同士でこういう局面は消費を回し合わないとね。とは思います。

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さて、で、不動産クラウドファンディングについてはどう思うか。

これについても考えてみます。

 

1.株価や暗号資産の下落局面なので、安定的なアセットとして不動産(現物)や不動産クラファンを選ぶ人もいるかもしれない。

 

2.レジデンスなどは基幹的なアセットなので、コロナ禍等の景気停滞局面でも需要は安定的だったように、信頼性は比較的高い。

 

3.円安のため外国人投資家から見ると、不動産の価格は以前より下がって見える。

 

4.輸入材の価格が上昇中なので、従前より不動産の価格は高くなりがち。

 

5.1,2,3,4の理由で不動産価格の上昇が考えられる。

 

6.賃料が変わらないまま、様々な事情で不動産価格が上がると・・・

=利回りは下がる(価格に対して対価が少ないため)

 

こんな感じでしょうか。

プロから見ると【何言ってんだ、こいつ】くらいの分析でしょうけども、

まあ、素人から見ると、こんな感じかなと思います。

 

どうでしょうか?

ソーシャルレンディングほど危うい感じはしないのですが、

一方で、やや苦戦しそうな局面というイメージも出てきませんでしょうか。

 

3-6の部分が個人的には気になるんですよね。

円安ということで、都内を中心とした高価格帯の不動産が外国人投資家から見ると以前より安く見えるというのはあるはずです。

それによって、高い値段が付きやすいのは良い部分でもあり、悪い部分でもあり、

ただし、日本円で事業を行っている人からすると、

輸入材の価格が高騰しているので、

中古物件の価格も高くなりやすい雰囲気の局面なのに、新築も難がありそう。

 

景気全体が良いわけではないので、賃料が大きく上げられるわけではないのに、

不動産価格が上がるということは、つまり利回りが下がるということです。

 

ということは、

【リスクはそのままに利回りが下がる】という風にも考えられるかもしれません。

 

株価下落局面などのリスクオフな雰囲気になった場合は、

当然ながら、インカム系投資などの安定的な投資法が人気を集めやすいでしょう。

どんどん下落して損をするくらいならば、

1%でも2%でも定期的な利益を生む方が良いでしょうからね。

 

ですが、【と考える人が多いと利回りは下がる】というのもあるでしょう。

円安、輸入材高騰、インカム系投資の人気上昇・・・

と利回りが下がる要素がたくさんあるわけですからね。

 

更に不動産クラウドファンディングにおいては、

【不動産クラファンが人気化してきたので事業方針として利回りを下げる】

【自社の業績が苦戦中なので事業方針として利回りを下げる】

【案件の組成に苦戦し、点数が減った分、埋まりやすくなって利回りを下げられる】

とか、このあたりの不動産クラファン特有の話も考えられますから、

 

尚更、利回りが下がる要素はいくらでもあるという感じですね。

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これに対して、私が出来ることが何かあるかというと正直分かりません。

というか、私の感じていることが当たっているかも分かりませんしね。

 

ただ、個人的には強いて言えば、

【よくよく案件を吟味した上で、キャピタル型案件を狙う】

というのが、自分的には性分にも合っていて良いかなと思っています。

 

こういった局面ではインカム型は安定的で人気となりやすく、

利回り面にマイナスの影響がありそうです。

そして、短期的には低い利回りとなってしまっているのに、

最終的に出口局面で不動産価格が下落してしまうと、

キャピタルロスが生じて、折角のインカムが食われる・・・

なんてこともありえるかもしれません。

 

安定的であることは、ある意味で不安定ということを思うということですね。

ちょっと逆張りっぽい考え方かもしれません。

 

逆にキャピタル型の案件は、1個1個の不動産を一点物として扱って勝負?するということになるわけですから、内容を分析して、

【良い緊張感があって、出口まで行けそう】と感じられるのであれば、

円安、(新築等における)輸入材の価格高騰における販売価格の上昇などの要因で、

中古物件も高い値段で取引される可能性がありそうにも感じます。

 

ただし、あくまでこう考えた場合は短期的な案件を狙うべきでしょう。

この先の不動産価格がどうなっていくかは、かなり流動的にも感じますし、

キャピタル型で長期案件というのはあまり考えづらいですが、

長ければ長いほど不確定要素が強まって、出口頼りのキャピタル型は危うい。

そういう考え方を持つのが自然かなと思います。

 

まあ、インカム型であっても、キャピタルでの損益が足されるのが、

不動産クラウドファンディングでは普通なので、

COZUCHIFUNDROPは違うようです)

出口の安定性をより持たせるという意味でも、個人的にはインカム型にせよキャピタル型にせよ、普段よりやや短期な案件を選ぶようにしようかな。

とは最近は考えていたりします。

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普通の人とは結論の持っていき方がもしかすると違うかもしれないとは思います。

私の考え方が良いとも正直思っていません。

正直、勉強して数年クラスの愛好家の考えていることです。

 

ただ、強いて一つだけ言えるのは、

【株価や暗号資産の下落局面だから、安定的な収益の見込めるクラファン投資をお勧めします!】ということは私は言わないということです。

 

広告掲載者としてはそういった言い方をしておけばもしかすると収益もあるかもしれませんが、【自分が信じていないことを言っても仕方がない】ですからね。

実際、利回りが非常に低くとも、抽選で外れ続けても良いということならば、

そういった投資先はあると言えばあると思います。

0%よりは高い利回りが得られるのかなとも思います。

それこそ、住宅ローン控除が余っているような方とか、

資金が完全に大量に遊んでいるような方であれば、

利回り1%でも2%でもほんの少しでも得ておくことは大きいでしょう。

ただ、まあ、そういう一部の人以外は、

【今、積極的にクラファン投資を進めるメリットはあるかどうか怪しい】気はします。

 

今現在でも昨年に比べて、やや点数は減ったとはいえ、魅力を感じる案件はあります。

不動産クラウドファンディング、あるいはソーシャルレンディングなども含めたクラウドファンディング投資はオルタナティブ投資の中でも伸びしろを感じる分野であるという見解も愛好家、投資家として持っています。

 

ただ、【今が是非新規投資してほしい時期!】という風には思わないんですよね。

強いて言えば(という言葉をかなり多用していますね笑)、

「市況は微妙にも感じるけれど投資法としては伸びている最中なので、

案件をよく見ながら無理ない範囲で一緒に参加していきましょう」

という言い方が自分的には一番言いやすい言い方かなと思います。

 

私自身、自分なりに今年も勉強、分析をしつつ、

昨年よりやや魅力的に感じる案件が減っている局面とはいえ、

良いなと思った案件を紹介しつつ、適切な投資判断をしたいなと思います。

 

えー、ぶっちゃけ半分くらい【更新頻度が下がっていることの言い訳】

の記事ではあるのですが(笑)

そんな気持ちでブログにも向き合っていますので、考察に関しては、

「そんな中で紹介するんだから、ほんとに良いと思ってるんだな」

と、紹介した案件を感じていただければ、より嬉しく思います。

 

まあ、もちろん、【良いから紹介する】だけとも限りませんし・・・

他と比べて風変りな案件だから紹介するということもありますし、

ごく稀には「大人の事情」とかもありますしね(笑)

でも、基本的には自分が紹介したいと思った案件を紹介してはいますので、

今後とも、そんな風にお読みいただければ嬉しい次第です。

 

ちょっと色々あって時間切れが来てしまいましたので、

総括っぽいまとめが書けないまま終わります。

 

以上、【株価の下落相場だからクラファン投資が有効!】というのは違うかもしれない。的な記事でした。

お読みいただきありがとうございました。

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