投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

コスパってなんだろう。

こんばんは。NNSです。

今日も週明けからいきなり雑談記事で失礼します。

 

今日のお題(?)はタイトルの通りですが、

「コスパって何だろう?」ということについてです。

 

最近、ちょろっと思ったことがあります。

 

【コスパをある程度気にしない事柄が趣味なんじゃなかろうか】と。

 

まあ、当たり前と言えば当たり前かもしれません。

趣味というのは、どちらかと言えば【お金を払うもの】ですよね。

趣味が実益となってお金を生むこともあるでしょうし、

生まないにせよ、お金のかからない趣味というのもあるでしょう。

 

とはいえ、基本的な話として趣味はお金を食うもの。

あるいはお金を食う代わりに心身を充実させるもの。

という位置付けだろうなと思います。

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最初から少し話が横道スタートとなるのですが、

数年前、(プライベートではない)とある事情で、

私は何人かの人とおススメの本の交換会みたいなことをしました。

 

小さい頃から本を読むのは音楽を聴くことについでの2番目の趣味だった自分。

それなりに読書習慣は(昔は)ありましたし、

著者の名前だとか何だとかデータ的なことは音楽について程は詳しくないですが、

本好きな人と何となく話を合わせるくらいのことは出来ます。

 

ただ、【趣味の本や攻略本、マンガなどではない】というだけの条件で、

誰に渡るかも分からず、(アミダくじかなんかで相手が選ばれる仕組み、男の人も女の人もいる。

若い人も年を取った人もいる。本好きの人もそうでない人もいるという・・・笑)

【小説や実用書】を単純に1冊おススメとして持ってきてって言われるのは、

なかなか、かなり難しいものがありました。

 

強いて、本当に1冊だけ好き嫌いとかではなく印象に残っている本。

を持ってきてと言われたら、私は何を挙げるだろう・・・

 

松本清張さんの「砂の器」か。

三浦綾子さんの「塩狩峠」か。

エミリー・ブロンテの「嵐が丘」か。

ポール・ギャリコの「スノーグース」なんかも捨てがたい。

 

と、まあ、まるでジャンルも何も関係なく、

好き嫌いで言えば好き。

そして、たまたま読んだ時に自分が感性豊かな時期で、

強く印象に残っていて2回以上は読んでいる。

そういう本を上では一旦挙げてみましたが、

その時は、そういう王道な名作ではなく、

少し背伸びをして、奇をてらったものを選んでみまして。

 

で、その選んだ本の名前をさっきまで著者も含めて全く思い出せず、

非常に無駄な時間を過ごしたのですが、、、

ミシェル・ウエルベックの「素粒子」という本でした。

 

ja.wikipedia.org

 

この著者のことは元々は知らなかったのですが、

【西洋の自死】というイスラムと欧州の関係性について論じた書籍の中で、

彼の本が反イスラム的ということで批判されたという文脈があり、

彼について調べたら、なかなかユニークな作家だなーと思ったこともあり、

なるべく汚さないように自分自身が先に読んで、それを交換用としました。

 

本としてはSFチックな内容でありつつ、登場人物の内の1人が性依存の描写がある本。

なかなか読み応えがあって面白かったのですが、

交換相手にまさかの【若い女性が選ばれる】というオチが最悪・・・

 

変な汗かきながら「あ、この本、いや、なんていうか、変なところがちょいちょいあるんで、無理しないでくださいね」なんて言ったりもしました。

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とまあ、ここまでほんとにただの雑談なのですが、

 

その時は投資も始めていたとはいえ、今より格段にライトだったので、

こういうこともある意味で面白いなとも思う余裕(?)があったのですが、

 

ふと思ったのは、今の自分だと恐らく、【お金払って小説を読むってコスパ悪い】的な気持ちになっちゃうんだろうなと思ったんですよね。

 

上手く言えないのですが、その時間を何か別のことに費やした方が、

実入りがあるような気がしてしまうというか。

 

実際は、時折は書籍に目を通して、

(絵画でも音楽でも何でも良いと思います。とにかく打算的ではなく直情的な何かですね)

一旦、定期的に雑念を取り払いながら暮らすのは大事なことだとも思うのですが、

まあ、なかなかそれが難しいんですよね。

 

仕事、家庭、子どものこと、投資、ブログ・・・

 

でも、まあ、大変とは言ったものの、

実際は通勤時間だってあるわけですし、読もうと思えば読む時間はある気もします。

がしかし、そうはしない。

 

というのは、やっぱり結局のところ【コスパが気になる】=【趣味じゃない】

からなのかなーなんても思います。

 

もっとも、好きなアーティストがいたとして、

好きだからといってCDを1000枚買うかといったら買わないし、

ツアーの最初の日から最終日まで全ての公演に行くかといったら行かない。

 

そういう意味で、趣味であれ何であれ、身の丈というか、限界を自分で作る。

というのは、当然大事なことではあるのですが、

とはいえ、【好きだけどCD買うかは悩むな】とか【ライブは面倒だから行かなくてもいいか】とか、活動の根幹に関わる部分さえ自分のリソース(時間、お金等)を割くのを横着したくなってきたら、それはファン、趣味とは言いづらいですよね。

 

少なくとも私はそれだと趣味とは言いづらいなーと思います。

 

今時の若い方はCDという媒体に拘らないので、それこそファンであっても、

CDはファングッズみたいな位置づけで買わない人もいるみたいですので、

どこにその線引きをするかというのは、人それぞれで、

【OOしてないからファンじゃない】とか【XXしてないから趣味とは呼べない】

と他人に対して定義づけする気は全くないのですが、

(往々にしてそういう定義付けの違いでファン同士は揉めることが多いですしね笑)

 

少なくとも自分に関して言えば、根幹に関わる部分にまでコスパという言葉が脳内に出て来てしまったら、それはもう趣味ではなくなる。

そんな気持ちでいます。

 

例えば、ご贔屓女優の多部未華子さんの連続ドラマが面倒だから見ないとか、

映画はお金が勿体ないから見ないとかなったら、

まあ、ファンじゃないかもなーみたいな感じですね。

(もっとも、実際は全部を追っておらず、内容的に断念したものとか、時間の都合上、見なかったものもあるので、「ファン」とは自分のことは言ってないですが…)

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結局、何が言いたいのかというと、実は何も言いたくない。

というか、何だか分からなくてモヤモヤしているのをぶつけてる感じでしょうか。

 

タイトルの通り「なんだろう?」って気持ちがあります。

 

コストパフォーマンス、通称 コスパ。

この言葉がエポックメイキング的に流行ってから、既にそれなりの年月が経って、

気づけば、老若男女問わず、この言葉が脳の片隅に入るようになりました。

 

実際、このコスト意識というのは大事なことだし、

それが仮に合成の誤謬みたいなことを生むのだとしても、

一定レベルではやっぱり豊かに生きるために必要な概念かなとも思います。

 

でも、あまりにもこの言葉が流行りすぎて、

もう少し鷹揚に構えれば良いタイミングでも、この言葉が出てくるようになったなと。

それこそ、趣味とか娯楽にもコスパがついてくるようになったというか。

 

他の方においては分かりませんけど、私に関しては、そうなった感があります。

それは、特に投資などに力を入れて、お金に敏感になったからというのもあるので、

単純に「コスパ」という言葉のせいとも言いづらいですが、

何だか、全てをコスパで見ていくのは味気ないのかもな。

何か2,3個の趣味くらいは、コスパをあえて気にしない。

そういうのがあっても良いのかなー。

でも、意外とそういう気持ちになれるもの=趣味って自分にはないんだな。と。

 

むしろ多少好きなことにおいても、コスパなんて言葉が脳裏に頻繁に出るなら、

それはもはや趣味とかファンという言葉に相応しくない活動に成り下がってしまっているのかな。なんても思う私です。

 

お金から自由になるために投資をしている。

自分をお金から解放するための、資産運用。

でも、実際はそれこそ完璧な形のFIREをするなどしない限り、

意外と自由を目指しているつもりで、不自由さが増していたり。

 

人と人が近づいて仲良くなればなるほど、

そのディティールの違いに気づいてある意味で離れていくことがあるように、

(特にアーティストのファンなんかは、どのメンバーが好きとか、どの部分が好きとかで大まかには同じファンなのに、むしろ対立したりもしますよね)

コスパについて意識すればするほど、脳内のコスパは悪くなっているような気も。

あるいはお金を自由に使えることを目指していたはずが、

より不自由になっている気も。

 

まあ、そんなことをダラダラ考えていたという、ここ最近でした。

 

大昔、吉田拓郎さんはイメージの詩という曲で、

「自然に生きているってわかるなんて 何て不自然なんだろう」

という歌詞を書きました。

初めて聴いた時に、このフレーズに驚いたことが今でも思い出されて。

 

投資にせよ、コスパにせよ、あるいは(私には無縁ながら)FIREにせよ、

お金からの精神的な解放を目指していることだと思うのですが、

意外とそのフレーズに囚われて、その枠に自分をはめていることがあるかも。

 

なかなかこういうことの答えは出ませんし、まあ、無難な話としては、

投資も続けつつ、コスパも思い出しつつ、趣味も楽しみつつ、

程々に生きていけたら良いのかなとも思います。

 

投資やブログもある意味で、いわゆる【成功】とはこうだ。

ということが恐らくあるんでしょうけど、

そこに拘り過ぎると、「自然に生きているって知ってる不自然さ」

的な矛盾にぶつかりそうなので、

 

クラウドファンディング投資家というよりは、「クラファン投資愛好家」

くらいのノリでこれからも気持ちの上ではいようかな。

なんて思ったという記事でした。

 

結局、脳内整理の記事なので、何一つ人様に「なるほどね」と思っていただける内容がなかったというのがかなり悔やまれますが、

とりあえず今日はこんな感じで終わりにしておきます。

 

またもう少し整理がついたら、何か書いてみたいなーと思いました。

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