投資型クラウドファンディング愛好家の案件考察ブログ

不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディング愛好家です。比較的高利回り案件を中心に考察をしています。※当ブログは広告紹介、リンクが一部記事に含まれております。

利回りの低下傾向をどう見るか。

こんばんは。NNSです。

状況としては、ほぼサボりブロガーといったところでしょうか・・・

 

さて、今日も雑感として記事を書いてみるわけですが、

ここのところ、皆さん感じてはいませんでしょうか?

【あれ?利回りが少ししょっぱくない?】と。

 

不動産クラウドファンディングであれ、ソーシャルレンディングであれ、

以前より平均的な利回りが下がっているように感じます。

 

少し好戦的な言い方をしてしまうと、

私は利回りが下がった(のが真実だとして)ということを、

一部で語られがちな、サービス精神の低下、サービスの怠慢、出資者が軽んじられている・・・等々、そういった発言に結びつけようとは思っていません。

 

世の中の商売は買いたい人と売りたい人がいて成立するものです。

買いたいと思う人が増えてくれば、売りたい人の売り方が変わるのは自明の理。

だと思いますからね。

また、不動産クラウドファンディングにせよ、ソーシャルレンディングにせよ、

外的要因、市況、あるいはリスクに対してというところでも利回りは大きく変わるわけなので、単純に低いから悪、高いから正義とも言えません。

そのあたりまで踏まえると、

そう簡単にサービスのマイナスという話で結論は付けられないとも言えますからね。

様々な角度から理論的に分析した結果、そうだ。と言うならともかく、

「利回りが下がって不快。だから批判しよう。」は違うなと思います。

まあ、さすがにそこまで極端な発言をされている人はいないでしょうけども。

 

と、まずは少し好戦的に書いてしまいましたが、話は変わって本業の話。

本業の方もこんなご時世になってしまいましたので、

様々な業者さんが値上げの打診をしてきています。

そして私の会社も値上げの打診はちょこちょこしています。

 

その中で、時折、業者さんによっては【お伺い】を立ててくる方もいます。

私は一応ですが発注者としての立場が結構仕事上で大きなシェアとしてあるのですが、

私においてはその手のお伺いは一切、拒否しないことにしています。

結局、買いたい人と売りたい人がいて成立するものですから、

売りたい側が、売り上げが下がるとか相手が買いたくなくなるとしても値段を上げたいと思っている以上、買い手としては拒むことは出来ないですし、

実際、拒んだところで意味がないと思うんですよね。

自分が「業者を叩いている」という評判になって損をするだけというか。

 

ただし、逆に、ある意味では当たり前ではありますが、

値上げを拒否はしないものの、値上げをしない業者が別にあれば、

短期的にはそちらにシェアが移ることはありえるという説明はしますし、

それもまた商売上、仕方がないよね。という話もします。

無論、だからといって御社と取引を停止するとか0にするというのは考えていないというのも説明はしますが。ここをしないと、これが問題発言になりかねませんしね。

(実際、そういう局面はいずれ他社もタイミングは違えど値上げしてくるので、そこで右往左往して取引を停止したり、変な業者を新規で入れたりすると、おかしなことになりますよね。)

これって当たり前の話だと思うんですが、

意外と理解してもらえないところもあるんですよね。

 

私は社内でも結構、新しい業者を増やしている方ではあるのですが、

増やす時に【高いから取引しない】ということはあるものの、

【安いから取引する】ということは基本的にしていない。

当然、仕入れということで考えてみれば安いに越したことはないわけですが、

そこの業者さんにそれ以外の何か対応力、品質等メリットがあるから取引する。

というのはスタンスとしてあります。そうでないと結局、仕事が安定化しませんしね。

 

あとは、これもある意味で当たり前の話かもしれませんが、

ずるい言い方をすると、【品質とか対応力を評価して取引したい。

良かったら新しく取引しませんか?】と話を持っていけば、

基本的に仕事が欲しい営業さんはある程度安く金額は出してくれるでしょうから、

結果的に私は安値を要求しなくとも、価格面のメリットも享受出来ることも多い。

 

でも、あくまでその単価は御社が自主的にお持ちになった価格ですよね。

という風には言えます。

というか、実際、私が取引を開始した業者は自主的にそういった価格を持ってきてくれたか、私が提示した価格に相互納得して取引をし始めたところがほとんどなので、

それが真実でもあるわけですが。

 

まあ、ちょっと投資と関係ない話にはなってしまいましたが、

ということと同じで、利回りが低下したとしても、

そこに投資応募をしている以上、それに納得して投資をしているはずなわけで、

どこまで言っても【買うか買わないか】【売るか売らないか】かなとは私は思います。

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ま、とはいえ一投資家として見れば、利回りは高いに越したことはないですよね。

リスクが同じで利回りが下がれば、当然、【割が悪い】ということにはなります。

利回りが下がったのが真実だとして、順当にスタンダードな理屈通りリスクが本当に下がっているのか、あるいは割が悪くなっただけでリスクは同じなのか、

あるいはあるいは、もしかしてリスクが上がってすらいるのか・・・

このあたりをどう考えるべきかということが大事だよなーと強く思います。

 

どう見るか。といかにも思わせぶりに書きましたが、

まだ4月に入ってから、そういう傾向に少しずつ見えてきた気がするというくらいで、

私としても時間があまり取れていないこともあり、明確な答えはありません(笑)

思わせぶりなタイトルになってしまい、申し訳ありません(__)

 

ただ、パッと見は「サービスの知名度が定着してきたことによる利回り低下」という側面もあるものの、どちらかと言えば「世の中の流れの中で利鞘を生みづらくなったことによる利回り低下」の方があるのかなと思ったりします。

 

以前と同等の利回りであっても、任意組合型になったり、運用期間が長くなったり、

ローンがノンリコースローンになっていたり。

利回りが以前同等の反面、リスクが上がっているケースもそれなりにありそうです。

あるいはサービスがそこまで定着したとは言えない事業者さんであっても、

やや早いタイミングにも感じられるところで利回りの下がった案件があったり。

また、とある事業者さんでは新規案件の急遽中止が決まったものもありました。

 

例えば、私は広告を掲載しているわけですが、

最近は新規でアフィリエイト広告を募集する企業がやや減っているようにも思います。

また、不動産クラウドファンディングにおいては、上場系企業もポツポツと新たに参加しているものの、大がかりな案件を募集するというよりは市場調査的な小規模の案件が多いですし、非上場系においては【小規模】の不特法として不動産クラウドファンディングを始めるところが以前より増えた印象です。

その他には既存の事業者さんでも、案件の募集開始案内を開始直前に持っていくことで、新たな投資家を積極的に増やすというよりは、既存の投資家に対して、最低限のサービスを維持するという形を採っていることも増えた印象もありますね。

 

これはサービスが定着してきて「黙っていても売れる、埋まる」からという側面も当然ありそうですが、それだけではなく、「あまり拡大しても、それを支えるだけの案件も作れないし、むしろ経費が余計にかかる」ということもあるのかなと。

 

当然、事前に新規案件を公開し、その内容が魅力的かつ更にキャンペーンがあり、

更にリスティング広告とアフィリエイト広告も使えば、集客は大きく見込めますよね。

実際、私自身もそういった案件こそがいわば「一時的なお宝案件だ」という考えで、

積極的にご紹介しているわけですしね。

でも、そこまでするには事業者にかなりの経費がかかる。

そこまで経費をかけたにも関わらず、

将来的にそのかけた経費、集めたお客を自社の利益に活用する未来が見えなければ、

結局、あまり意味がないというか、会社的にはマイナスになりそうです。

 

そう考えると、ある程度、投資家が増えてきた事業者においては、

抑制的な募集をするという事も増えるでしょうし、

また外的要因を見回ると原価増が世の中的に顕著なので、

今はそうしておかざるを得ない。という経営判断も当然あるのかなと思います。

 

私は不動産や金融のことに対しては素人ですし、

それこそクラファン投資はネット上で行っている事業ですから、

それほど経費的なことは世の中のインフレ傾向とは無縁で変わらないという印象で、

【こういったご時世になったことでむしろお得感が相対的に増す】のかなーなんて、

何となく虫の良い話として思っていたのですが、

 

なかなか恐らくそうもいかないみたいだな。とも少し思い始めました。

 

この状況下でガッツに溢れる非上場系の新規事業者が大々的にローンチ!

みたいなのも想像出来ませんしね。

昨年のローンチラッシュが今思えば貴重だったかもな。なんて思いました。

 

というわけで、私自身、まだ利回りの低下傾向があるような気がする。

程度のレベルの話なので、ただの雑談にはなってしまいましたが、

本業にせよ、家庭にせよ、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングにせよ、あるいは投資全般にせよ、世の中の大きなうねりをよく見て、

考える癖付けをしてしばらくは過ごしたいなと思った今日この頃でした。

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