こんばんは。NNSです。
今回は不動産クラウドファンディングなどのクラウドファンディング投資ではなく、
【ビットコイン等の暗号資産(仮想通貨)が貸し出せるレンディングサービス】
についてご紹介してみます。
今回ご紹介するサービスはレンディングの専門事業者であるBit Lendingです。
暗号資産のレンディングサービスはいくつかの会社が手掛けていますが、
需要が大きいこともあり、なかなか貸し出しの順番が来なかったり、早期に貸し出しが止まってしまったりということで、満足に貸し出しが出来ていないという投資家の方も多いのではないでしょうか?
私自身もコインチェック、ビットポイントで貸し出しを行っていますが、
比較的人気の低いアルトコインが少額貸し出し出来ているくらいで、
それほど、こう「実になる」感じの投資とは正直なっていません。
そんな中、今回新たに登場したのが、【Bit Lending】
という暗号資産の貸し出し(借り入れ)専門のサービスです。
既に他のブログでもご紹介されているところはありますので、耳にした方もいるかと思いますが、私も個人的にも興味を持ちましたので、紹介してみることにしました。
まず、ビットレンディングというサービスが、
どんな会社で運営されているのかについて調べてみました。
詳しくはHPもご覧になっていただければと思いますが、(⇒Bit Lendingへ)
「月刊 暗号資産」という月刊誌を定期発行している「株式会社J-CAM」の新規事業がビットレンディングということです。
J-CAMは東京都港区虎ノ門1丁目に所在、代表の新津氏はHPによると、
「【略歴】 1999年、大学卒業後、スタートアップ支援業務に従事。その後、2002年に株式会社ディックル(現・株式会社デジリンク)を設立し、代表取締役を務める。2010年に株式会社ビズリーチに入社し、セレクト・アウトレット型ECサイト「LUXA(ルクサ)」の立ち上げに従事。その後、分社化した株式会社ルクサ(現・auコマース&ライフ株式会社)に参画。MD本部本部長、取締役として事業及び経営に従事し、2019年4月よりauコマース&ライフ株式会社取締役を務め、同年6月に専務取締役、2020年4月より社外取締役に就任。同年5月に株式会社J-CAMを設立し代表取締役に就任。」
上記のような経歴とのことです。
名の知れた企業を渡ってきていますし、スタートアップを成長させることにも定評があるようです。少なくとも詐欺的な事業ではないだろうことは分かるかなと思います。
月刊 暗号資産についても調べてみましたが、
先日発売された5月号でVol.42を数えている、既に一定の読者数を獲得している雑誌であり、以前は「月刊 仮想通貨」というタイトルだったものの、
仮想通貨ではなく暗号資産と呼び換えるようにというお達しが出て以降は、
今のタイトルとなっているとのことでした。
出版事業が1つの柱になっている企業がレンディングサービスを更に新たな柱にしようというのはいわゆる普遍的な出版社にはない発想で、
代表の方のチャレンジ精神が垣間見えるなーと感じます。
世の中に多く出回っている雑誌を刊行している出版社が行う新規事業ということで、
個人的にはある意味安心感を持って、参加を考えられるなと思いました。
一応、強いて気になる部分ということで考えると、
「出版社は意外と担保がない」ということは言えるかもしれません。
何万という部数の書籍や雑誌を発行していたとしても、
あくまで工場などを自前で持つことはなく、資材を調達し、制作会社(印刷会社、製本会社など)、物流会社(運送、倉庫業)などに物の動きを委託することで出版業界は成り立っていますので、
(更に細かく言えば、流通部分で【取次】と呼ばれる業種も関わっていたりしますが、
このあたりは私もそれほど詳しいわけではないですし、話がそれるので割愛します)
そういった意味では机と椅子があれば出来る商売的な部分もあって、
会社には大きな資産(や負債)がないということがよくあります。
人気を博している定期刊行物を出しているというのは、世間的な信頼には繋がるものの、資産の豊かさを意味することとはちょっと違いますので、
そのあたりは念のため、注意を払うに越したことはないのかなとも思います。
ただし、定期刊行物があり、更にそれが一定数売れているということは、
会社の資金繰り的には安定感があるとも考えられるので、
それをマイナスに見るという必要はなく、
基本的には会社を見る上でプラス材料とも言えるのかなとは思いますね。
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尚、現状発表されているレンディングの利率は下記の通りです。
BTC:8%!
ETH:8%!
FIL:8%!
USDT:8%!
USDC:8%!
DAI:8%!
全部8%です。すごい数字だなとしか言いようがないですね(笑)
しかも画像の通りですが、
現在は先行期間ということで更に25%ブーストで10%という数字です。
このインフレ下、ただただお金を手元に置いておいても価値が目減りするだろうということが見えているわけですから、
そこから考えると、暗号資産というボラティリティの多い資産とはいえ、
これをレンディングすることでこれだけのリターンが出るというのは破格だなと思います。しかも、細かく見ると、
「毎月1日に貸借料を元本に繰り入れ。複利効果で資産を運用
貸借料は毎月貸借元本に繰入。月次複利運用することができます。」
ということで、単利ではなく複利なんですよね。
いやー、思い切りが良いなと思いました。
雑誌の編集、刊行の中で暗号資産の動きについて見えるものがあるので、
手元に暗号資産をなるべく持って運用したいということなんでしょうかね。
新しいビジネスを考える人はほんと思い切りがすごいなと感じました。
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とりあえずの狙い目としては、
やはりビットコインかイーサリアムの貸し出しでしょうか。
注意点としてはビットレンディング内では暗号資産の売買は出来ないため、
暗号資産の取引所、販売所などで既に購入し、
手元にある通貨をビットレンディング側に送付するということになりますので、
多少なりとも暗号資産の取引を行ったことのあるライトユーザー以上が、
サービス利用には向くのかなーという感じですね。
まあ、もっとも暗号資産を販売所で買うというのはそれほど難しいことではないので、
初心者の方でも充分、コインチェックなどの事業者で暗号資産を買って、
こちらに預けるというのは気楽に出来るかなとは思います。
暗号資産自体のボラティリティが高い、販売所を持っていない会社への貸し出し、
まだサービスがローンチされた直後である。
など、いくつかリスクと思われる部分はありますが、
とはいえ利率で言えば、やはり魅力的なのは言うまでもないところで、
私個人は参加して少額を預けてみようかなと思っています。
サービスのローンチ直後から何か不安要素が色々と増えるとも思いづらいですし、
少なくとも数年間雑誌を刊行している企業の新規事業ということで、
信頼のおける部分はあるのかなとも感じます。
また参加してみてのレポートなども書いてみたいとは思いますが、
一先ず、ユニークなサービスがローンチされましたので、
今回は取り急ぎという形で取り上げてみました。
ご興味の出た方はHPをご覧の上、登録・投資をご検討されてみてください。
以上、暗号資産のレンディングサービス、Bit Lendingについてご紹介しました。
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