モンゴルに円建て高利回り投資を!で名を挙げたTECROWDですが、
今回の新規案件はモンゴルより西にあるカザフスタンを対象とする案件が来ましたね。
カザフスタンと聞いても正直あまりこれといった印象はないですが、
現状、知っている範囲だと「旧ソ連」「でも人の顔はモンゴルの方と似た感じ」
(私がフィギュアスケートが結構好きなので)「デニス・テン選手の国」
とかその程度でした。
デニス・テン選手は前々回のソチ五輪でカザフスタン人として初めてフィギュアスケートでメダルを取ったものの、その後、平昌五輪では振るわなかった上に、
その直後に暴漢に襲われて25歳で急逝してしまったので、
何だかそういうイメージで考えると、
カザフスタンって怖いのかなーなんて思ってしまいますね。
実際は特に取り立てて物凄く危険な国とかって話ではないんでしょうけど、
その事件は衝撃的でした。
と最初から何だか出だしが暗くなってしまう話をつい思い出して書いてしまいましたが、ということで発展途上国ではありますから、当然、逆の言い方をすれば国家としての伸びしろ、成熟はまだまだ見込めるということですね。
早速案件について見てみたいと思います。
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概要は下記の通りです。
案件名:TECROWD27号ファンドWhite House in Chaikina
募集金額:3億2000万円
目標利回り:10.5%
運用期間:8ヶ月
募集開始:2/28 18時~3/31まで(先着式)
当初の小さめの募集価格が一瞬で埋まる、隠れた良事業者っぽい感じから、
かなり遠いところまで来たなーという感じの募集価格の派手さですね。
いやー、3億強。すごいとしか言いようがないですね。
ちなみに先日からTECROWDがインベスコアグループになったという話をしていますが、成立前書面でもそのあたりの変化が書いてありますね。
以前は主要株主のところに社長である今井氏や、
その資産管理会社(?)的な名称が入っていましたが、
前回のアンバサダーレジデンス案件から、どちらも名前が消えています。
全体公開されているものなので、ここにそのまま転記しても良いのかもしれませんが、
一般の方の名前も入っているので、念のため詳細については割愛します。
が、インベスコア、別の会社、役員等ではない一般の方と3者が記載されており、
別会社に今井氏が関わっている可能性などもあるので、
現状、実質的な株の持ち主でなくなったのかなどは分かりかねますが、
社長さんの影響力は弱くなり、インベスコアグループの影響力がかなり強くなったということはやはり分かりますね。
ちなみに一般の方について調べると、モンゴル絡みで投資募集などをしていた別の方と同じHP内に名前が出てきたりということで、
こちらの方もエンジェル投資家等かつ、インベスコアなどモンゴル等の新興国への不動産投資に長けている方なのかなーという印象を持ちました。
この方は以前から名前があるので特段ここは変化はなしという感じでしょうか。
ともかく、インベスコアグループが本腰を入れてきたという印象ですね。
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さて、案件のスキームについても書いてみます。
時間があまり取れていませんので、
自分の言葉で文章を書いていくというところだけはちゃんとしようと思いますが、
基本的には事業者のHPに記載のある内容をご紹介するという感じになります。
まあ、というかカザフスタンのことなんて全然知りませんし、
事業者さんの説明をそのまま書くしか、やりようもないわけですけど(笑)
今回の案件はこのような内容とのことです。
「本ファンドは、高級レジデンス「White House in Chaikina(仮称)」プロジェクトにおいてのファーストステップにあたるもので、すでに開発許可を取得済である開発用地を取得し、建物の建築確認を取得するための必要資金をご出資いただくファンドです。
現地では、建築確認取得後でないとプロジェクト資金の融資が実行されないため、本ファンドにおいても、建築確認取得後に当社グループ内金融機関であるインベスコアNBFI JSC(以下、インベスコアNBFI)より融資を受けて、TECRAの固有財産に振り替え、配当・元本償還を行います。すでにインベスコアNBFIからの融資承諾も得ています。
なお本ファンド償還後は、2023年7月の竣工を目指し、建築工事を開始します。」
ざっくり言うと、White House in Chaikinaという新しい建物を建てたいけれど、現地では建築確認を取得した案件にしか融資がつかないので、
最初の用地取得や建築確認取得の諸経費をクラファンで集めることにした。
出口としては問題なく建築確認取得まで済むと、グループ会社から融資がもらえるので、その資金で(借り換え的な感じで)投資家に対して配当出来るよ。
というような案件ですね。
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良い部分としてはこんな感じでしょうか。
1.利回りがとても高い!
これはもう言うまでもなく魅力的ですよね。惹かれます。
2.運用期間が短い
あくまでファーストステップだけの募集なので運用期間が短くなっており、
建物が出来上がるまで長期的に資金を拘束されないというのはメリットですね。
3.グループ内の融資が確約されている
出口が明確に記載されており、しかも同グループ内ということですから、
基本的には安心感を持てると考えられそうです。
国内案件も含めて既に償還実績、分配実績も増えてきていますし、テクラウドの今までの全案件にはすべてインベスコアグループが絡んでいたわけですから、
融資の確約も信用して良いという考えは持ちやすいかなと思いますね。
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一方で気になる部分としてはこんな感じでしょうか。
まあ、ほとんどこういった開発型の二面性の範疇かもしれません。
1.現状で収益が出ているわけではない。
利回りが高いと言ってもあくまで事業者サイドが払うと言っているだけで、
その利回りがどこかから収益として出てきたお金で賄われるわけではない。
というところは注意点です。
2.カントリーリスクなど
カザフスタンという発展途上国が投資対象ということのリスクですね。
これはモンゴルについても基本的には同じ話です。
ただ、モンゴル案件は既にある程度の期間、複数の募集が行われ、更に言えば実際にアンバサダーレジデンスは地図で見ても存在していることが間違いない物件としてあるので一定の信頼がおけるかなという判断が出来ますが、
今回は初めてのカザフスタンかつまだ土地も取得出来ていない段階であること。
また土地はあくまで借地権の取得であることなど、
リスクは利回りが上がった分、相応にあるとも考えられそうです。
ローンチ当初は少額かつ出来上がっているレジデンスの募集で安心感を少しずつ醸成してきた感じですが、資本が変わったこともあるのか、
まずは、カザフスタンの区分などで「カザフスタンへの投資もアリだよね。」という雰囲気を作る前に、大型案件をいきなりぶつけてきたというのは、
勝負に来たなー!という印象ですね。
3.グループ内融資を信じて良いのか
これはもうさっきと逆の言い方をしているだけですね。
グループ内融資が必ず付くから安心して投資出来る。
という考え方も正しいだろうと基本的には思う反面、
逆にグループ全体が何かトラブルを抱えた時には融資出来ない可能性もあるのでは?
とも。
その場合、真っ先に切り捨てられるのは末端のグループ企業だったり、
クラファン投資家であったりということはありえるかもしれません。
その場合でも他の貸し手が見つかれば問題ないんでしょうけれど、そのあたりはさすがに私たち普通の日本人では何とも分からない世界ですからね。
もっとも、あくまでこういった新興国への投資ですので、大きな金額を集めて綺麗な物件を建てれば、真っ当な形でも非常に大きな利益が出るでしょうので、
積極的に何か投資家にマイナスなことをしてくるとは私は思っていませんが、
とはいえ、カントリーリスクなどもありますし、多様な国への投資をしているグループだけに、この案件1つにどこまで注力してくれるかは100%信じて良いのかと聞かれると、「うーん、どうでしょう」(長嶋さん?笑)な気持ちも抱きますね。
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ということで、色々と書いてみましたが、ともかく一つ言えることは、
非常に面白くワクワクする部分が強い案件だなと。
クラウドクレジットなんかの案件でもそうですが、
普通に日本で生きているだけだとなかなか味わえない、
発展していく感じ、あまり縁のなかった国と繋がる感じが味わえるということで、
お金だけでない魅力のある案件だなとも思います。
とはいえ、上に挙げたように高利回りである以上、
リスクもあるとは一般論で考えても言える案件なのかなとは正直に言えば思います。
途上国内の土地を借地権で取得するということで、何か後々で使用に制約がついたり、価値の思わぬ下落なども考えられるかもしれませんしね。
非常に魅力的な利回りと運用期間の案件ですので、
私自身も投資参加はするつもりではいますが、
いつも以上に「投資は余剰資金で」という原則を守る必要のある案件とは感じます。
1口10万からですので、手軽に1万から投資とは出来ないこともありますし、
他タイプの案件との分散、事業者内での投資総額の調整、他事業者との分散なども勘案した投資金額になされる方が良いのかなとは思います。
…と、たまには大人のコメント(?)で書いてみましたが、とはいえ、
やっぱり高利回りですからチャレンジしたくなる案件ではありますよね(笑)
カザフスタンについての詳細、案件の詳細などは、
事業者のHPでご確認されるとよりイメージが膨らむかなと思いますので、
ご興味の出た方はHPをご覧になっていただければと思います。
尚、最後に新規登録についても少し解説しますが、
TECROWDはスマートフォンを活用した会員登録方法もあるため、
1日など早い段階で会員登録が完了出来ることが出来ます。
28日の夜の募集開始ですので、新規登録してでの投資も可能な範囲かなとは思います。
既投資家の方はもちろん、未登録の方も本案件にご興味が出ましたら、
事業者のHPをご確認の上、登録・投資のご検討をされてみてはいかがでしょうか。
以上、TECROWDの初登場「カザフスタン開発案件」についてご紹介してみました。
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TECROWDにご興味が出た方は下記リンクよりHPをご確認ください。