ソーシャルレンディングが数々の不祥事、詐欺的な話で、
サービス自体の評判を落としている昨今ですが、
不動産クラウドファンディングに関しては、物凄い勢いで新興事業者が増えていますね。
以前は新規の事業会社が出る度に1つ1つ丁寧にチェックしたりしていたのですが、
さすがにもう追いきれないので、
(一応、一覧の【固定記事】を作ったりして、自分も読み手の方も追えるようにしているつもりですが、出てくるスピードが速すぎて、そもそもその国交省のPDFの発表自体が追い付いていないので、あまり意味がないという・・・)
最近は「へー」って感じで終わらせてしまうことが増えました。
固定記事にも書いていることですが、【普通の不特法】なのか、【小規模】なのか、
また地味に関係してくることは、【電子取引業務】なのか。
このあたりは皆さん、選ぶ際にご確認ください。
例えば、ネット上で結構宣伝を行っている会社の一つに、五黄不動産という
【ゴコウファンド】という不特法を行っている福岡の会社がありますが、
これはクラウドファンディングのような雰囲気で宣伝しているものの、
実際は電子取引業務の免許は持っておらず、取引をする際は書面になります。
つまり以前からあるタイプの普通の不特法の取引です。
無論、クラウドファンディングであるか、書面であるかは、ただ単に取引形態の問題であって、どちらが良いとか悪いとかということではないですし、
コストが恐らく結構かかるだろう電子取引業務にせず、ただし集客はネットの力を上手く取り入れるというのも事業会社の戦略としてはアリだと思うので、
そこはなるほどな。と思うのですが、そのあたりの違いが投資家側でちゃんと分かっていないと、思ったのと違う・・・となりかねませんので、
注意なされるに越したことはないんだろうなと思います。
ゴコウファンドさんなんかはかなり集客力もあるし、親会社もあるので、クラウドファンディング事業にしてもいいような気はしますけど、そうしないのはそれなりにやっぱり手間がかかるということなんでしょうかね。
※追記:ゴコウファンドについての追記ですが、
ご要望5
・投資に関する手続きをすべてホームページ上でできるようにしてほしい。
・振込額を紙ベース(郵送)で確認する作業をより簡素化(電子ベース化)が出来たら嬉しいです。
→来期中には電子取引を導入予定です。
と出ていました。やはりこれだけ積極的に募集する中で電子取引でないのは足かせになりますよね。検討中とのことで、良いなと思いました。
私は現在投資家ではありませんが、
もし電子取引になった際は投資を検討しようかなと思います。
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という前置きですが、ちょっと他ブロガーさんの記事を拝見していたところ、
気になる事業会社を見つけたので、なんとなーく紹介してみます。
(広告宣伝的なものでも、批判的なものでもありませんので、フラットに雑談記事として紹介するものです)
その気になるというものですが、株式会社リムズキャピタルが運営する、
「BATSUNAGU」(バツナグ)というサービスです。
これは小規模の不特法に基づいたクラウドファンディング事業のようですね。
初回案件は北海道の空き家再生ということで、私はちょっとリスクを感じるので投資予定などはありませんが、今までに多かった案件とは違ってユニークですし、
以前、どこかの記事でも書きましたが、不特法が1億円未満の小規模な会社にも解禁されたのは、国として【空き家をどうにかしないとまずい】という意識の元、小規模な不動産会社が自社資金及び借入だけでは空き家再生は行えないだろうけれど、
制度を緩和するので、投資家を募って資金を集めて、空き家の再生、活用をしてください。というような制度なので、
制度の意義からすると、今まであまり見かけなかった案件ではありますが、
本来的な案件でもあり、これから増えそうなタイプとも感じます。
(個人的には、小規模な不動産会社では負えないリスクを投資家に転嫁するような考え方に感じられて、あまり国のこの政策には良い印象がありません。
ただ、やり方によっては高い利回りを得られるとは思いますし、こういった政策のお陰で不動産クラウドファンディング事業が流行りつつあるのも事実なので、投資家としてメリットは当然ありますけどね。
とはいえ、この場合、事業会社や地域の選定がかなり大事になってきそうです。)
尚、リムズキャピタルは資本金が5000万。
小規模は1000万あればOKなので、
そういう意味では比較的気合が入ったサービスになる可能性はあるかもとも感じますね。
親会社は1997年設立の株式会社リムズという会社で、
いずれも同じ「磯部昌史」氏が社長を務めています。
親会社は資本金が2000万ということで、それほど大きくありませんが、数々のグループ企業があったり、グループすべてを合わせれば社員は100人以上いるので、
まあまあ、大きな会社とも言えるのかもしれません。
磯部昌史氏について検索をすると特に悪い噂、評判などはないのですが、
【最近馬主になった!】という情報が出てきます(笑)
別人かもしれませんが、名前がそれなりに珍しい名前なので恐らく同一人物なんじゃないかなとは思ったり。
持ち馬も少なく全く(成績として)走っていませんが、
中央競馬と地方競馬の門別(北海道)で出走履歴が出てくるので、
少なくとも中央競馬の厳しい審査にも通るくらいの個人資産、個人の報酬があるということなのかもしれません。(※同一人物かは未確認です)
ちなみに馬主は1人で馬を持つとは限らず、最大10人で1頭を持つことが出来ます。
そういった組合馬主という制度の場合、世の中には代表馬主(多くの場合生産者等の名の通った人物)の名前で馬が走るので、裏にいる方の名前は出てこないため、
実際は他にも所有している可能性はありますが、
ともかく羽振りはいいのかも(?)しれませんね。
ちなみに親会社は東京都千代田区神田錦町3-11にある精興竹橋共同ビルが本社。
その他の子会社(リムズキャピタルも含)は、
近くの神田錦町2-7の南部ビルというところに本社を構えています。
親会社の入っている、精興竹橋共同ビルは私も知っているビルで(中に入ったことはないですが)結構老舗の良いビルなので、何となく「おお!」となりました。
向かいには老舗の印刷会社である、精興社という会社の大きな本社がありまして、
恐らく名前からするに、このビルは精興社かそのオーナーが所有しているビルなんだろうなと思ったりします。
昔からこの界隈は出版会社が多く(書店の多い神保町からも近いですし)、
かなり昔はここが広大な工場だったってことなんでしょうね。
尚、その向かいの精興社の本社も、最近神田ポートビルという新しいビルにリニューアルされたようで、(本社も移転しているようでした)
前職の取引先が錦町にあって、このあたりは昔よく通っていましたけど、
少しずつ変わってきているんだなーなんて思ったりもしました。
まあ、というわけで、かなり話がそれましたが、小規模ながら5000万の資本金、
案件は制度が活用してほしいと思っている地方の空き家再生、
親会社はそこそこの規模で入っているビルも悪くない、
社長さんは馬主になった?(しかも馬主になるくらいなので北海道に密接に関わっていそうですし、馬主としても門別競馬でなっている)
などなど、他の事業者とはまた違う案件を出してくるのかも・・・?
とかちょっと思ったりしました。
ちなみに国交省から出ているPDFによると、都道府県知事の許可ではなく、
主務大臣(金融庁長官・国土交通大臣)での許可なので、
大きい企業みたいだなとも思いました。
全然詳しくないですが、どうも特定地域だけの活動であれば知事でOKだけど、
複数の地域での活動(本社でも支社でも案件組成を行ったりするとか?)だと、
許可をもらう対象が大臣の方になるようなのです。
知事の方で許可もらう方がお金的にもメリットがあるような記事もちらっと見たことがあるので、そういう意味では、手広くやるんでしょうかね。
そのあたりもちょっと気になりました。
尚、そのPDFによると、現時点では【電子取引業務】とは書いていないので、
クラウドファンディング事業をやって大丈夫なのか?
というのは微妙に気になりますが、恐らく文書の発表が遅いだけでしょうか。
Victory Fundのカチデベロップメントさんも、
電子取引業務と謳われるのが遅かったですしね。
というわけで、あくまで小規模の不特法なので、資本金も小さいですし、会社規模も大きいとは限らないので、(それこそ某小規模の事業者でちょっとした不手際的なものが起こったらしいというのも耳にしましたけど)
そのあたりはご留意いただいた方がいいでしょうけれど、何となく気になった会社だったので、特段他のネタがないこともあり、記事として書いてみました。
※固定記事のリンクを置いておきます。ご参考になさってください。
小規模と普通の不特法のどちらの業者なのかや、ある程度名前の通っている事業会社だけど、クラウドファンディングなのか、電子取引ではないのかなどが確認出来ます。
※8/30 追記:BATSUNAGUと提携することになりましたので、リンクを下記に置いておきます。
ご興味の出た方はリンクよりHPをご覧くださればと思います。
また、BATSUNAGUの新規案件についての考察記事も記載しましたので、合わせてご覧ください。
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BATSUNAGUにご興味の出た方はHPをご覧ください。(リンク)
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※ゴコウファンドとも広告提携をすることになりましたので、合わせてリンクを貼っておきます。